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「宙玉」(そらたま)『soratama 72』を、FUJIFILM X-E1に付けてみたw

以前ご紹介しました「宙玉」(そらたま)『soratama 72』、早速購入して使ってみました。
対象となったカメラは、毎度おなじみの FUJIFILM X-E1。

構成

冒頭の写真が実際に取り付けた状態です。
ものすごく長いですね(苦笑)。20cmほどはあるでしょうか。

左手前の宙玉から順に説明していきますね。

宙玉 soratama 72

ZENJIX soratama 72 と書いてあるのが本体です。
なお、製品にはZENJIX Φ72 20mm と書いてあるエクステンションチューブも付属しております。
順番は前後しますが手前から5番目に付いている「ZENJIX Φ72 20mm」がそれです。

宙玉 Extension Tube 72

宙玉本体とレンズを離すための金属製の筒です。
これがないとレンズに寄りすぎてピントが合わせられなくなりますので、同時に購入すべきでしょう。
冒頭の写真だと、「ZENJIX Φ72 5mm」「ZENJIX Φ72 10mm」「ZENJIX Φ72 20mm」と書いてあるものです。

MARUMI ステップアップリング

冒頭の写真だと視界が遮られて分りませんが、ステップアップリングを装着しています。
「宙玉 soratama 72」が、製品名の通り72mm径なので、72mm径と対になるようなものを選んで下さい。
※レンズのフィルター径に合わせて下さい、という事です。

上の製品リンクは、52mm→72mmへとなるものを選んでいます。
次のレンズフードが52mm径だからです。

KENKO レンズフード メタルフード ブラック KMH-49BK

元々持っていたレンズフードがあったので、それをそのまま使いました。
レンズと宙玉(そらたま)間の距離を稼ぐ必要があったので、そうしています。
このレンズフードの良い点は、先の方にもねじ切りがされているところです。
これのおかげで、レンズフード先に追加でフィルター類を取り付ける事が出来ます。

CARL ZEISS JENA DDR MC FLEKTOGON 2.4/35(フレクトゴン)

オールドレンズです。
手持ちのレンズで一番接写出来るレンズなので、これを採用しました。
先に申している通り、宙玉(そらたま)を使う場合、レンズのピントは宙玉(そらたま)のガラス玉に合わせないといけません。

今回のFLEKTOGON(フレクトゴン)は、マクロレンズではありませんが、接写も出来る、という珍しいレンズです。
レンズ単体で接写を試した時も、10cm弱まで寄る事が出来ましたので、これが採用した理由となります。

Pixco M42-FX/M

ヘリコイド機能付き M42→Xマウントアダプターです。
上のFLEKTOGON(フレクトゴン)はM42マウントなので、X-E1(Xマウント)に装着するためにマウントアダプターは必須です。
ただ、普通のマウントアダプターではなく、「ヘリコイド機能付き」である点がポイントです。

詳しくは申しませんが、ヘリコイド機能を使ってレンズとイメージセンサーの距離を稼ぐと(フランジバックと言いますが、この距離を伸ばす、という事です)、接写できるようになります。

接写の出来るFLEKTOGON(フレクトゴン)ではありますが、残念ながらレンズ単体だけでピントを合わせる事が出来ませんでした。
このレンズを使う場合は、ヘリコイド機能は必須でしょう。

冒頭の写真をよく見ると分るかもしれませんが、少しヘリコイドを使ってレンズを繰り出しています。

FUJIFILM X-E1 (カメラ本体)

こちらは説明するまでもないでしょうが、一応載せておきます。

実際に撮った写真

遠景と近景、絞り開放と絞った状態、で試してみました。

遠景&絞った状態(F/16)

Shinagawa Inter-City

遠景&絞り開放(F/2.4)

Shinagawa Inter-City

近景&絞った状態(F/16)

FUJIFULM X-A1

近景&絞り開放(F/2.4)

FUJIFULM X-A1

遠景、近景問わず明らかに絞った状態の方が宙に浮いている感が出て良いですね。
また、背景もボケてはいますがまだ輪郭が出るので、対比も出てよい気がします。

被写体は正直適当なので、あくまで写した参考程度にとどめて下さい。
ピントも厳密にはあっていない気がしますが(汗)。元々ピントが薄いので、ガラス玉のどの部分にピントを合わせるかもポイントになってきそうです。

その他

その他、思うところをつらつらと。。

焦点距離(画角)と最短撮影距離の関係

宙玉(そらたま)を手持ちでレンズ前に持っていって色々試した時に気が付いたのですが。
焦点距離が短い(画角が広い)と、ケラレる可能性が高くなります。
それを防ぐには、宙玉(そらたま)をレンズに近づける必要が出てきますが、そうなると最短撮影距離に満たない場合があります。

逆に焦点距離が長い(画角が狭い)と、今度は宙玉(そらたま)が画面からはみ出る場合があります。
それを防ぐには、宙玉(そらたま)をレンズから遠ざける必要が出てきますので、エクステンションチューブ(延長筒)をいくつも取り付ける事になるのですが・・・さすがにイヤでしょう(苦笑)。

今回使った FLEKTOGON 2.8/35 は、ライカ版換算50mmほどですが、実際に写した写真をみると、これくらいがちょうど良いのでは、と思いました。

製品の質

これを最初に書くべきだったかもしれませんね(汗)。

全てガラス製で、しかも光学ガラスを使っているため、品質は高いと思います。

以前自作しようとして買ったガラス玉なんて、いわゆるビー玉ですから透明感が非常に悪い。
中に気泡も入っていたりしますから、きれいな写りは期待できませんでした。

でも、今回のは繰り返しになりますが、全て光学ガラスで出来ておりますので、ピントさえしっかり合わせる事ができれば非常にクリアな写真が撮れるのではないかと思います。

他に揃えるとよい製品

私は試していませんが、クローズアップフィルターを使うのも手かもしれませんね。

(参考)amazon – Kenko カメラ用フィルター PRO1D AC クローズアップレンズ No.3 52mm 近接撮影用
例えばですがこういった製品があります。

値段も安いですし、私みたいに接写可能な標準域レンズをお持ちでない場合は、こちらを試した方がよいかもしれませんね。
※でも純正レンズでも試してみたいので、近いうちに試すかもしれません(苦笑)

宙玉(そらたま)の持ち運びはどうしよう?

実は今これに悩んでいます。
とりあえず、巾着袋に入れておりますが、ガラス面が触れやすい場所にあるので、移動中に他とぶつかって割れてしまわないか心配です。

ということで、近いうちに買おうと思っているのが以下の製品。

Kenko カメラ用レンズキャップ PRO1Dレンズキャップ72mm


レンズポーチ レンズケース カメラ 小物ポーチ フック付き 11Straps 【4サイズセット】

最後

メーカーサイトをみると、とってもきれいな作例が載っていますよね。
こういった面白い写真が撮れるよう、ちょっと頑張ってみたいと思います(笑)。

それと。
今更メーカーサイトをみて気付いたのですが(汗
私と同じFUJIFILM社Xマウントカメラでの装着例や、その他カメラメーカーでの装着例など色々例が出ておりますね。

こちらが非常に参考になると思いました(笑)。

(追記)XF18-55mmで試しました!

メーカー様サイトを参考に、純正ズームレンズを使った構成を作ってみましたので、よろしければご覧ください。

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