【SDカード】FUJIFILM Xシリーズで使われる、ファイル名の謎を調べる【DCIM/DSCF】
過去撮った写真データ(jpeg や RAF)は、SDカードからPCに移動して保存しているのですが。
たまに、カメラ内現像しなおそうと思う時がありまして。
その場合、SDカードにRAFファイルをコピーしてから、カメラに差し込み現像をし直すという事をしています。
その時、間違ってフォルダー名を指定しまったせいか、またファイル名などおかしくなってしまったので、過去記事を見てリセットしようとしたのですが。
その時改めて何か変だな~という事に気が付き。
このファイル名のつけ方について改めて調べてみることにしました。
ファイル名についてのおさらい
http://fujifilm-dsc.com/ja/manual/x-t10/menu_setup/save_data_set-up/index.html
本家富士フイルム社が載せている情報ですが、これをみると、正式名称が分かります。
また、コマNO.と、SDカードに保存されるときのフォルダー名、ファイル名との関係についても分かります。
以下、156-6789という番号を例にして説明します。
コマNO.
156-6789全体の名称。
カメラで見た時に表示される番号です。
フォルダNO.
156 の部分。
SDカードの中身をPCで見た時に、\DCIM\156_FUJI\DSCF6789.jpg の名前で保存されます。
この時の156_FUJI というフォルダー名の数字の部分に相当します。
ファイルNO.
6789 の部分。
SDカードの中身をPCで見た時に、\DCIM\156_FUJI\DSCF6789.jpg の名前で保存されます。
この時のDSCF6789.jpg というファイル名の数字の部分に相当します。
コマNO.について
さて、ここからが謎だった部分。
実際にファイル名など付け直すなどして分かった結果です。なので漏れや間違いなどあるかもしれませんが、そのあたりは素人の考察という事でご容赦下さいね(^-^;。
コマNO.と撮影枚数について
まず、ファイルNO.を999にした場合。
通常の使い方だと999枚撮った場合ですね。
コマNO.100-0999 → 100_FUJI \ DSCF0999.jpg となります。
この状態でさらに1枚撮ると(1,000枚目という事)。
コマNO.101-1001 → 101_FUJI \ DSCF1001.jpg となります。
ここで、あれ?と思います。
1,000枚目なのに、ファイル名は DSCF1000.jpg とならず、DSCF1001.jpg と1番飛ばされるのです。。
1枚目→DSCF0001.jpg そうですね。
999枚目→DSCF0999.jpg わかります。
1,000枚目→DSCF1001.jpg えっ?
1,001枚目→DSCF1002.jpg えっ?
1,999枚目→DSCF2001.jpg ええ~っ?
2,000枚目→DSCF2002.jpg 以下略
3,000枚目→DSCF3003.jpg ・・・
ファイル名と撮影枚数が一致しないという罠・・orz
誰がこんな変な番号付けを思いついたんだ?ゼロという概念を知らないのか!と思いました。。
これは絶対直すべき仕様だと思いますよ。。
フォルダNO.とファイルNO.の関係性
先に答えを言うと、
「フォルダNO. 最後1桁と ファイルNO. 先頭1桁は同じになる」
です。
コマNO.が 156-6789 であれば。
・フォルダNO.「156」の最後1桁の「6」
・ファイルNO.「6789」の先頭1桁の「6」
が一致しないといけない、ということです。
もしこの関係性を間違えると、コマNO.が変になる可能性があります。
冒頭で書いたのは、おそらくこれが原因。
コマNO.のつけ方例
たとえばですが。
最近撮った写真のファイル名が、DSCF6789.jpg だとして、おおよそ5万枚撮っていた場合。
正確ではありませんが、5万枚+6,789枚ということで、56,789枚撮ったと仮定するわけですが。
その場合、コマNO.は、156-6789 となります。
コマNO.のそれぞれの桁については、次のように説明できます。
1 … 撮った枚数が10万枚未満→1 , 10万~20万枚→2 ・・・。枚数÷100,000の整数 + 1 で計算できます。
5 … 56789枚の「5」。撮った枚数5桁目の数字。
6 … 56789枚の「6」。撮った枚数4桁目の数字。
–
6 … 56789枚の「6」。撮った枚数4桁目の数字。※上の数字と同じです。
7 … 56789枚の「7」。撮った枚数3桁目の数字。
8 … 56789枚の「8」。撮った枚数2桁目の数字。
9 … 56789枚の「9」。撮った枚数1桁目の数字。
フォルダー名、ファイル名は、\DCIM\156_FUJI\DSCF6789.jpg となります。
難しいですよね。。
冒頭の事例:ファイル名からフォルダー名を決める例
ファイル名からフォルダー名を決める場合です。この記事の冒頭で書いた事例をどう対処するかです。
DSCF1234.RAF
このファイルをSDカードに入れて再度カメラ内現像させたい場合です。
ここで注意すべきは、次に撮影するファイル名を変な番号にさせないようにすることです。
一つ上の例で、今までに56,789枚撮ったと仮定した場合ですが。
現在のフォルダNO.は156となっているはずですが、このフォルダーに入れてはいけません。
番号がおかしくなります。
なので近い番号でフォルダーを作りましょう。
具体的には
・フォルダー \DCIM\151_FUJI を作る
(ファイルNO.が1234だから、フォルダNO.最後は1にしないといけない)
・フォルダー \DCIM\151_FUJI の中に、DSCF1234.RAF を入れる
が正解となります。
・・めんどい
おしまい
もともとは、ファイル名がおかしくなった場合の対処方法という事で書いたものが発端でしたが。
自分でもわけわかんなくなって調べた結果、こんな罠・・というか謎仕様だったというのが分かり。。
これ、数字が弱い人だと絶対混乱しますね(苦笑)。
一般利用者を想定しているわけですから、このあたりはもっとシンプルで分かりやすい仕様にすべきだと思います。
※こういった声、富士フイルム社の中の人見ていて汲み取ってくれると嬉しいんだけどね。。
↑
他者様のブログ記事がございます。よろしければご覧ください。