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イルミネーション作品 講評会に参加してきました!

前回の記事で、イルミネーション撮影について書きました
『あなたの作品をプロが講評。Xで撮る「冬のイルミネーション作品」講評会』

これの講評会に参加しましたので、そのご報告をしたいと思います。

今回提出した写真

冒頭のものです。
前回の記事に出した写真とは全然毛色が違いますね。イルミネーションというよりはスナップに近い内容です。

正直提出にあたって、これにしてよいのかな?と迷ったりもしました。
奇麗さだけで言えば、前回記事に挙げた写真の方が上です。
提出した写真は、よくみると手ブレもありますし、暗所を明るく持ち上げて現像しているためノイズも多いです。
イルミネーション主体というよりは、人が主体になってしまっていますから、今回のテーマに即したものかどうか、という疑問点もありましたしね。

でも、楽しげな雰囲気が個人的に好きだったので、こっちにしちゃいました。
それに、この写真で課題だった点について、プロ写真家の方に改善点を聞けた方がためになりますしね。

いざ写真講評会へ!

今回はいつもと異なり、場所が富士フイルム本社(六本木)のフジフイルムスクエアでした。
六本木はイルミネーションが綺麗ですね。先にここに来ればよかった、と思いました(笑)。
DSC30273

会場は、2階にある広い会議室みたいなところです。
係りの方にご案内頂きましたが、その途中きれいな大きな写真(イタリアの教会かな?)などがあり、さすが写真メーカーさんだな、という印象を受けました。

会場に入ると、いつもセミナーでお世話になっておりますTさんがおりまして、あれ?今回は担当じゃなかったはず・・と思いながらも挨拶して席に。カメラを6台ほど並べてセッティングしておりました。

最初はみなさん撮られた写真の講評です

今回参加されたのは7名。意外と少なかったです・・。
まあ、その分一人当たり講評に割いていただく時間が多くなるので、個人的には嬉しいのですが、ちょっとさみしい気分でもあります。

ご年配の方が結構いらっしゃいまして、写真歴も長く、とても詳しそう・・。
そしてやはりみなさん、いい写真撮られますよね。
前ボケを活かしてきれいな玉ボケを作って、でも電線などきれいに消して被写体をしっかり強調したり。
クロスフィルターやスノーフィルターを使って華やかな演出をしたり。
背景の光を工夫して、単色ではなく青とか赤とかいろんな光を取り入れたり(実は背景ライトは自動車のテールランプでした!みたいな工夫もあったり)。

そして私の写真講評

ほめて頂いた点

  • 楽しそうな雰囲気が出ている
  • 人にとらわれがちだと人のアップにしたくなるが、そうではなく上のライトをフレームのように取り入れて構図を意識している点

写真に対する指摘事項

  • 手ブレがある。背景はぶれず(手ブレさせず)、人物だけぶれた状態(被写体ブレ)だったらもっとよかった
  • 人物の足が微妙に見切れているのが中途半端。切るか出すかどちらかできればなお良し

写真撮影改善のためのテクニック

手ブレ対策として、2秒セルフタイマーを使うとよいそうです。
手ブレの一番の原因は、シャッターボタンを押す時のブレだそうで。特に縦構図にするとカメラの持ち方が不安定になるので、さらに手ブレしやすいとのこと。
スナップ的な撮り方だとタイミングの問題で難しいかもしれませんが、三脚など使用できない場所では2秒タイマーはかなり有用らしいです。

服部先生の写真をみながらトークショー

みなさんの講評が終わった後、ブレイクタイムということで、飲み物とお茶受けのお菓子を頂きました。
そして服部先生のお話になりまして、色々と撮影テクニックなど教えて頂きました。

  • 玉ボケのかたち。絞り解放で口径食が気になる場合は、1段ほど絞るとよいかも。少し角は出ますが。
  • ダイナミックレンジ、イルミネーションということで明暗差を意識するのであれば、Autoではなく100にするとメリハリが出て良いでしょう。
  • 多重露光を使い、ピントを合わせた状態とわざとぼかして大きく玉ボケを作った状態で重ねると面白い絵になります。撮影位置は変えないことがポイントです。
  • 露光間ズームでイルミネーションを撮ると、思わぬ効果がでて面白いものになるかも。
  • スターフィルターなど使わなくても、絞りを絞れば(F11くらい)光芒を出す事は出来ます(条件によりますが)。但し露光時間は長くなるので手持ちの場合、先の2秒セルフタイマーが役に立ちます。
  • (服部先生ではなくTさんの体験談ですが)青の洞窟は青かぶりがひどかった・・。ホワイトバランスやカラーバランス調整を積極的に使いました。
    これに関して。「青の補色は黄色」「赤の補色は緑」の関係を頭の中にいれておけば、意識してそういった色のバランスになるような被写体を積極的に探すようになり、それが良い写真につながるでは?
  • テーブル三脚は意外と便利で、携帯できるサイズなので特に夜景撮りには便利です。但し三脚使用禁止の場所では使わないでください。

イルミネーションに限って言うならば、個人的には、多重露光と露光間ズームによる表現については目からうろこでした。
イルミネーション撮影を「人の作品を撮っただけ」という私の固定観念を打ち崩す内容だったらです。
・・まあ、そこまでいうと大げさかもしれませんが、表現の幅が増える撮り方なので、これは次回やってみよう!と思える内容でした。

また、色の関係については全くの盲点でした。
補色の関係については知ってはおりましたが、写真撮影において、特に被写体選びの参考に応用できる、というところに理解が及ばず・・だったので、頭の弱い私にとってはかなりありがたいアドバイスでした。

交換レンズのお試し

ここからTさんの出番ですが。
イルミネーション撮影に向いたレンズ、ということで以下のものをご用意して頂きました。

  • XF35mm F1.4 R
  • XF56mm F1.2 R
  • XF56mm F1.2 R APD
  • XF60mm F2.4 R Macro
  • XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS
  • XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR
  • XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

私が試したのは2つ。

交換レンズその1:まずは重量級の「XF50-140mm」


amazon – FUJIFILM フジノンズームレンズ XF50140mm2.8RLMOISWR

X-T1についていましたが、持つと意外と重いと感じなかったですね。
三脚座が付いていたので、ズームリングを回す時に若干邪魔でしたが。
これってインナーズームだからレンズが伸びないのがいいですね。

このレンズ、日本だとネイチャー系の方に特に売れている、とのことでしたが、本来は画角的にみてポートレイト用なんだそうですって。X MOUNTレンズカタログの作例にもありましたが、外国カメラマンの方が撮った作例は、やはりポートレイトでした。

交換レンズその2:「XF56mm F1.2 R APD」


amazon – FUJIFILM フジノンレンズ XF56mm F1.2 R APD

APD とは、「アポダイゼーションフィルター」の事ですが、レンズの中心から外側にいくほど濃くなるNDフィルターを内蔵したものです。
写りの特長ですが。ボケがとってもまるくなります。
但し、あまり絞ると意味が無いそうです。F5.6が限度で、それを超えたらAPDの意味がないそうです。

試しに外の光を投影してみましたが、確かに玉ボケがきれいです。くっきりまるい円がでるのではなく、玉ボケの境界線がぼけやて、結果周辺がふわっと丸くなるようになりました。
これもポートレイトとか、背景をぼかしてとるためのレンズですね。
残念ながらそれら試した写真を撮り忘れたので・・気になる方は実機をお店やレンズレンタルで使われることをおすすめします。

写真講評会お開き

2時間の講評会、トークショー、レンズお試しはあっという間に過ぎました。
終始楽しく過ごせて、そして有意義な2時間でした。

さて、帰ろうか。
というときに、なんとお土産まで頂いてしまったのですが。
4切サイズの写真が入るフォトフレーム「FUJICOLOR 額縁 プロフレーム」を頂いてしまいました!

amazon – FUJICOLOR 額縁 プロフレーム 4切ノートリ 4切 アクリル シルバー

これは完全に予想外でして、非常に嬉しかったです!
講評頂いた写真、これで飾れちゃうじゃないですか!

いやー、ポイント使って応募しただけなのに、これだけ色々と大盤振る舞いしてくれるフジフイルムさんって、ほんとステキ!

カメラだけじゃなく、プリントして楽しむ、という姿勢がほんと写真メーカーさんだな、と非常に感心しました。

今までもそうですが、こういったセミナーを開催して頂けるのに、参加しないのは本当にもったいないです。
写真を趣味にされているかたは、もっと積極的に参加されてみてはいかがでしょうか?
本当にオススメだと思います。

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