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【写真】ネコ写真の撮り方

前回の記事で、ネコの写真を何枚か載せましたが。
ネコ写真は家で飼っている、ということもありかなりの枚数(多分全体の50%)は撮っておりまして。
そうなると、なんとなくですがワンパターン化しつつも(汗)、それなりに撮り方が分かってくるものでもあります。
ということで、今回は私なりに気付いたネコ写真の撮り方について、備忘録兼ねて書いてみたいと思います。

機材

カメラ

例によってX-E1 で撮っています(だってそれしかないし・・)。
暗所に強く、ISO3200でもノイズが目立たないので、室内での撮影では重宝しております。
他のカメラでも基本は変わらないと思いますので、カメラ機材についてはあまり気にしなくても良いと思います。

レンズ

アップで撮るとき(特に瞳を撮りたい場合)は、XF55-200mm を使っています。
なお、前回の写真は、たまたま普段持ちで使っている「Voigtlander HELIAR 40mm F2.8」で撮っていますが、こちらも有用です。
レンズの選び方について、私の場合は室内撮り、という事もあり背景は極力ぼかしたい&明るい方がよい、という理由から、f値の小さいもの(絞り開放)を積極的に使っています。

(参考)amazon – FUJIFILM フジノンXFズームレンズ XF55-200mm F3.5-4.8R LM OIS


(参考)amazon – COSINA フォクトレンダー HELIAR 40mm F2.8

撮り方、レタッチなどなど

ピントの合わせ位置

これはネコに限らず動物(人間含む)全般に言える事ですが。
ピントは基本的に瞳の位置、しかも手前に来る方に合わせるべきです。

構図:被写体の位置

目線の先に空間が出来た方が落ち着きます。
もっともこれは絶対ではありません。
意図して目線の先を狭くする(背中の空間を広げる)事も表現によってはありでしょうね。
しかし、特にそういった作意が無いのであれば、セオリーに従った方がよいでしょうね。その方が一般受けしますので(笑)。
ragdoll
これは構図的に失敗した写真。目線の先が狭いです。なんとなく違和感ありませんか?
X-E1 + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8

絞りと背景

これもネコ写真に限った話ではありませんが、背景はきちんと意識して撮りましょう。
私の場合は室内で撮っていますので、正直キタナイお部屋はみせたくない(汗
なので、極力絞り開放にして背景をぼかし、かつ背景がゴチャゴチャせずすっきりとした状態で狙うようにしています。
でも、そういいつつ角度を微妙に変えただけで表情がガラっと変わってしまうので、何かをトレードオフにするのが現実解でしょうね。

ragdoll
後ろはダイニングテーブルです。かなりゴッチャリしていますが、絞り開放にしてとことん背景をぼかしました。表情が第一優先です。
X-E1 + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8

ragdoll in the shark
たまたま「さめハウス」に入ってくつろいでいたのを撮りました。動かないので、背後にあるドアや家具類が「さめハウス」に隠れるよう位置を確認しながら撮る事が出来ました。
X-E1 + XF18-55mm


(参考)amazon – ねこ専用さめ型段ボールハウス

ネコの表情と角度

とっても大事です。
撮る角度によっても全然表情は変わってきます。
よく言われるように、上からだと上目使いでカワイイ、なんて言いますが、あれは鵜呑みにしてはいけません。
被写体となるネコによって全然違います。

このネコの場合、顔を向けずに目線だけ上に向けるクセがあるので、上から撮った場合にツリ目でとっても厳しい表情になってしまいます。
ragdoll cat in a box
上から撮った写真の例その1 X-E1 + XF55-200mm

でも、こういう上目使いはきれいに見えます。
正確には上目使いではなく、顔ごと上を向いてくれた場合、という事です。
ragdoll
上から撮った写真の例その2 X-E1 + XF55-200mm

ロシアンブルーも、正面から見るとまんまるに見えますが、これは雄猫だからですね。
russian blue
X-E1 + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8

でも横からみると精悍な見た目になります。
特に日中陽が射しているときは、ネコの目は針のようになりますから、凛々しい写真を撮りたい場合はそのあたりを意識すると良いです。
staying
X-E1 + XF55-200mm
※影の使い方も重要ですね

ということで、被写体のネコにとって、どの角度からみればきれいか、というのはそのネコの個性次第だと思います。
それを見極める事がとっても大事だと思います。
よく言われるセオリーは私には正直どうかな・・と思います。

カメラ内現像のレシピ

富士フイルムXシリーズのカメラは、カメラ内現像で出てくる色がとってもきれいです。
PCを使ってRAW現像することはほとんどありません。
ということで。
私がネコ写真でよく使うカメラ内現像のレシピ(生意気言ってますが(^^;)を参考までに提示したいと思います。

ASTIA / WB AUTO / CYAN + 1 , MAGENTA + 1 / HIGHLIGHT -2 ~ 0 / SHADOW 0 ~ +1

フィルムシミュレーション

ネコ写真のように、瞳を大事にしたい場合、ポジフィルムの写りが良いと思います。
でも、VELVIAにすると簡単に色とびして、毛並の微妙なタッチが損なわれます。
なので、私はASTIAを使っています。

ホワイトバランスとホワイトバランスシフト

ホワイトバランスについては、たいていの場合、AUTOでいけます。それほど富士フイルムXシリーズのカメラは優秀です。

ホワイトバランスシフトですが。
シアンとマゼンタ、それぞれ若干色を追加しています。シアン+1、マゼンタ+1にします。

取扱説明書から引用。オリジナルは下記リンクより閲覧出来ます。
http://fujifilm.jp/support/digitalcamera/download/pack/pdf/ff_x-e1_mn_j100.pdf

これは、某写真家の方に教えて頂いた事でして、ネコ写真家はみんなやっていると。特に白猫の毛なみ(質感)が良くなるそうです。

ハイライトとシャドウ

ハイライトは落とすようにして、毛並の質感がよく表現されるようにしています。
特に白い毛の場合は、簡単に白とびしてしまいます。白とびまでいかなくとも、フラットな感じになってしまいます。それを抑えるためにハイライトは抑えるようにしています。

シャドウは逆に強く出すようにしています。
影を強めに出す事で立体感が出ると思っております。

他にも色々とあるでしょうが、とりあえず今回はこんなところで。

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