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FUJIFILM X-T10 先行体験!実機を触った感想をご紹介!

FUJIFILM X-T10発表から3日経ちましたが、富士フイルム本社のある六本木「フジフイルム スクエア」でいち早く操作を体験できる、ということで早速行って参りました!(笑)

フジフイルム スクエア

ご存知かとは思いますが念のため。
六本木にある、東京ミッドタウン1階にありまして、今回のようなカメラやレンズを試したり、写真展など開催されております、写真好きにはたまらない場所です(笑)。

X-T10を触る!

カメラ展示コーナーに行きましたら、ありました!
XF27mmとセットになったブラックモデルと、XF18-55mmとセットになったシルバーモデルが!

シルバー好きだし、普段使っているのがXF18-55mmということで、シルバーをメインに触ってきました。

気になっていた点とその確認結果

単に触っていてもしょうがないので、前回記事にしました「X-T1とX-T10との違い」で気になった点を中心に確認していきました。

バッファーサイズ

カタログ上は
X-T10は「約8.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEGは約8コマ)」
X-T1 は「約8.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEGは約47コマ)」
と記載がありましたが、ここが非常に気になりました。

JPEGオンリー8枚でバッファーいっぱいになるの?
だとしたら、RAW+JPEG(FINE)で撮った時にせいぜい2~3枚しかとれない?と思ったからです。
さすがにそれは無いよね~、と思ったわけです。

なお、今回使用したSDカードは「富士フイルム社純正のSDカード(以下)」です。X-T1でも試しておりますが、ここでも同じSDカードを使っております。

※SDカードの書き込み速度は、バッファーフルになった後に際立つ内容なので、あまり関係ないと思っておりますが念のためです。

結果は以下の通り。
X-T10「約8.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEG(FINE)+RAW7コマ)」
→8コマ/秒の高速連写モード&JPEG(FINE)+RAWで撮った時、7枚撮った後からシャッターを切る間隔が長くなりました。

X-T10「約8.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEG(FINE)のみ14コマ)」
→8コマ/秒の高速連写モード&JPEG(FINE)のみで撮った時、14枚撮った後からシャッターを切る間隔が長くなりました。

これは、カタログの記載ミスだと思います。
X-T10は「約8.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEGは約14コマ)」
と書くべきでしょう。

ところでこの枚数ですが。
X-E2/X-E1と比べてもちょっと少ないな・・という印象は受けました。
X-E1の場合6コマ/秒ですが、JPEG(FINE)+RAWで12枚連続で撮れました。秒数で言うと2秒。
X-T10は8コマ/秒で、JPEG(FINE)+RAWが7枚連続で撮れました。秒数で言うと1秒弱。
枚数の違いはありますが、連続撮影可能な時間が1秒と2秒では結構大きな違いですね。
1秒の間にシャッターチャンスを逃す可能性が高くなります。

連続撮影を頻繁に使う人には、正直これは厳しいと思います。

私の場合は、連続撮影することはめったにありませんが、猫など撮る場合、短い時間に何回もシャッターを切る事があります。
そういった場合ですが、20枚ほど撮り続けるとバッファー不足になることがたまにあります(過去4~5回ほど)。
※X-E1での出来事です。
こういった事に出くわす確率が上がるとなると、ちょっと微妙に思えてきましたが・・でもどうなんでしょうね。
人それぞれですかね。。
オートフォーカスがかなり改善されているのに、この問題でオートフォーカス機能をダメにしている気がします。。

ちなみに、X-T1の場合。
X-T1 「約8.0コマ/秒(連続記録枚数:JPEG(FINE)+RAW20コマ)」
→8コマ/秒の高速連写モード&JPEG(FINE)+RAWで撮った時、20枚撮った後からシャッターを切る間隔が長くなりました。

バッファーの多さが際立つ内容でした(3倍近く?)。さすがです。

EVF表示切替

X-T1にありました「2画面表示」(全体像とフォーカスアシストの同時表示)は、X-T10には備わっておりませんでした。
EVF表示切替は、X-T1のみの機能でした。残念。

EVFの有機EL、サイズが小さくなっていますが、見た目は全然気になりません。
ドット数が変わらないからこの点は問題ないと思いました。
ただ、シビアなフォーカスをしたわけではないので、実際使いこなしてみないと分からないところではありますが。。

メガネの人がEVFをみて、四隅がケラれるかどうか

メガネの人がファインダーをのぞくと、四隅がケラれることがあります。
これは、メガネがある分ファインダーと目の距離が遠くなってしまうためです。

今回のX-T10は、アイポイント(ファインダーと目の距離)が17.5mmと、X-T1の23mmに比べ近くなっております。
X-T1より近づいてみないといけないのですが、メガネの人は近づけられないため、果たしてちゃんと見る事ができるのだろうか?と疑問に思ったのです。

じゃあ、X-T10ではどうだろう?と試した結果ですが。
こちらはギリギリOK!でした(笑)
EVF用の有機ELサイズが小さくなった分目を近づけるようになったのでしょうが、トータルでみたら問題ないよう調整されているのだと思います。

ボタンの類

十字キーの押しやすさ

非常に押しやすくなりました。
初期ロットのX-T1は正直ひどかったですが、X-T10は最初からとても押しやすくなっておりましたので、まったく心配ないと思います。

軍艦部のダイヤル固さ

露出補正ダイヤルの固さですが、良くなっていると思います。
個人的な感覚だと、X-E1 と X-E2の中間くらいかと思います。柔らかすぎず固すぎず。
あくまで主観なので、当てにはしないでください。

ISO感度ダイヤルに代わる設定

X-T1にはあって、X-T10で消えたISo感度ダイヤル。
X-T10では、フロントダイヤルにISO感度設定をアサインできます。これは非常に使いやすいと思います。
一度ダイヤルを押し込んで設定を呼び出して、次にダイヤルを回すことでISO感度を変える、という操作方法です。
一度押し込まないといけませんが、同じ指一本で出来る内容なので、それほど気になる内容ではないかと思います。

三脚装着時に背面液晶が動くかどうか

一部の三脚で、背面液晶が動かなくなる、といったウワサを聞いたことがありましたので、富士フイルムの方に聞いてみました。
全ての三脚(雲台)でそういった問題が起きるわけではないので何とも言えない、と。
以前別のお客様で実際に三脚を持ってきた人がいて、その場合は問題なく動きました、とのこと。
やはり「一部の三脚」で起きる事象なのでしょうね。

一応、X-T10とX-T1を並べて背面液晶の底を比較しました。
写真はないですが、気持ちX-T10の方が下の隙間が出来ていたと思います。
楽観的観測ですが、三脚をつけて液晶が動かなくなる事例は減るかもしれません(あくまで推測ですよ)。

オートフォーカスについて

紹介動画と同じ動きでした(当たり前ですが)。

道行く人や自動車を追っかけてみましたが、しっかりと追従してくれます。
途中柱とかで隠れてしまうとさすがにだめですが(これも当たり前か?)、また人など狙うとその場で捉えてピント合わせしてくれます。

MF時の親指フォーカス(というのかどうかわかりませんが)も健在です。
ほぼ1回で確実にピントが合ってくれます。

普段がX-E1使いなので、オートフォーカス速度の比較について参考にならないかもしれませんが、やはりX-E1と比べると全然違うという実感はあります。

その他、触って気が付いた内容

以下は、実際に使ってみて気が付いた点です。

  • 軍艦部の塗装
    X-E1/X-E2のような塗装でした。ハゲると黒くなるのかな・・。
  • SDカード差込口
    X-E1/X-E2と同じく、バッテリーのすぐ横でした。X-T1と違う点でした。
  • 重さ、大きさ、デザイン
    触っている分には全く気になりませんでした。X-T1より軽いので、その分はプラス。グリップはX-T1に比べ小さいですが、私は左手でしっかり持つ人なので全く気になりませんでした。

感想

これは・・いい!
バッファーサイズはちょっと引っかかりますが・・・でもEVFの見え方も完全にクリアしました(問題ないです)。

値段も、amazon価格でX-T10が86,994円、対するX-T1が125,940円。(5/20時点)

FUJIFILM デジタルカメラミラーレス一眼 X-T10ボディ


FUJIFILM レンズ交換式プレミアムカメラ X-T1 ブラック

その差は約4万円。X-T1の 2/3 の値段で買えるので、これは本当に検討の余地があると思います。

そうそう。
X-E1でとても不満に思っていた事象が1つあり。
SDカード書き込み中に、MFモードで拡大表示機能が使えない、という問題があったのですが、今回のX-T10では解消されておりました。
※X-T1でも起きなかったので、プロセッサーが変更になったX-E2以降は解消した問題だと思います。

連写は使わないのですが、2~3回連続して撮る場合に、都度ピント合わせが必要な場合がありまして(特に猫を撮るときなど)。
その場合に2枚目のピント合わせが出来なくなり、ものすごくイラっとしたことが何度もありましたので、正直これが解消するのであれば買い替えてもよいのかな、と思った訳なのです。

X-E2やX-T1を持っている人であれば、X-T10はサブ機という扱いになるのでしょうが、機能的にはほぼ同じ(防塵防滴などないですが)。
バッファーサイズは小さいので、動きものなど連続して何枚も撮る用途には向かないですが、静物であれば大丈夫だと思います。
写りに関する部分は変わらないので、値段を考えると、同じX-T1をそろえるのに比べたら悪くない気がします。

私みたいにX-E1など旧世代機を持っている人にとっては、今回のX-T10は値段含めかなりブラッシュアップされて性能面などもずっと向上したものですし、買い替えても十分元が取れる気がしました。

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他者様のブログ記事がございます。よろしければご覧ください。

Comments (2)

  1. b

    「軍幹部のダイヤル固さ」は「軍艦部」ですね。

    Reply
    1. Mr.X (Post author)

      本当だ!誤変換でしたね(汗)
      ご指摘頂きありがとうございました!

      Reply

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