【イタリア旅行】6日目:ローマ市内観光 サン・ピエトロ大聖堂参拝
バチカン美術館を出て、サン・ピエトロ大聖堂に向かいます。
サン・ピエトロ大聖堂
あえて説明するまでもないですが、キリスト教カトリック教会の総本山です。
あと、タイトルの「ローマ市内観光」、正確には「バチカン市国観光」の間違いですね。
そう、ここは正確にはイタリアではないのです・・って、誰でも知っていることでしょうが。
たまに聞かれるのですが、パスポート要りますか?と。
要りません。
というか、EUになってからはEC諸国間の移動でパスポートを提示されることも不要となったので、当然ここバチカン市国でもそういったことはありません。
入場
前回の続き、バチカン美術館(システィーナ礼拝堂)を出て、サン・ピエトロ大聖堂に向かうところで撮った一枚。
サン・ピエトロ大聖堂の横から撮ったところです。
大きいですよね~
階段を登りきったら、すぐ入り口です。
ちなみにですが。
通常サン・ピエトロ大聖堂に行く場合は、ここにたどり着く前にセキュリティーチェックがあるそうです。
ですが、今回我々はバチカン美術館で先にセキュリティーチェックを済ませておりましたので、それは不要。
注意すべきは。
サン・ピエトロ大聖堂に行ってからバチカン美術館に行こうとすると、2回セキュリティーチェックを受ける羽目になるという点。
聖年しか入れない特別な入口
ここから入りました。
・・と何気に書いておりますが。
実はここ、普段は固く閉ざされております。
2015年は聖年(Holy Year)という特別な年だったそうで、この扉が開かれていたそうです(正確には2015年12月8日~)。
通常は25年に1回、ただし2000年はミレニアムという事で15年前ですがその年も聖年だったそうです。
そして、その扉をくぐれば罪が清められる・・と。
正直聖年なんて全然知りませんでしたが。
ガイドさんにそういうのがあるんだよ、と言われてちょっと得した気分でした(笑)。
あ、それで思い出しましたが。
フォロ・ロマーノに、無料の給水マシーン(自動販売機みたいなもの)が設置してありました。
バチカンへの巡礼者が多く来るため、こういったサービスが提供されているのだ、と。
この聖年と関係あったわけですね。。
中に入って・・
サン・ピエトロのピエタ
入って右手にあったのがこれ。
ミケランジェロが制作した彫刻です。
ちなみに、ピエタというのは「聖母子像のうち、死んで十字架から降ろされたキリストを抱く母マリア(聖母マリア)の彫刻や絵の事」。
他にもピエタと名の付く作品はいっぱいありますのでご注意を。
この像ですが。
ミケランジェロがまだそれほど有名でもないときに作られたものでして。
当時すでに有名だった別の人が作ったと勘違いされたそうです。
それに頭に来たミケランジェロが、納品後こっそり自分の名前を彫って、それでやっと自分の名前が有名になった、という話があります。
もう1つ。
これは残念なお話ですが。
1972年にトルコ人の精神病者がハンマーを打ち付ける事件が起き、それがきっかけで以後は防弾ガラスで覆われるようになったそうです。
あと、ミケランジェロと像に彫った件ですが。
マリアの胸のタスキ?みたいなところに彫ってあるそうですが、写真見ても分からない・・これってレプリカなのかな・・。
天蓋
ベルニーニ作の大天蓋(パルダッキーノ)というのだそうです。
何か正直よくわかりませんが、すっごくでっかくて物々しさはしかと感じ取ることができました。
全体
というには全体は入りきっていませんが。
椅子の数とか物凄いですね。。
ミサになると、ここは人でいっぱいになるのでしょうね。。
外に出ました
スイス衛兵
きれいな服装ですね。
スイス衛兵は、文字通りスイスから派遣(雇われた)兵隊でして、昔は強いという事でヨーロッパ各国で用いられていたそうです。
しかし19世紀に入り法律で兵隊の輸出を禁じるようになり、その後永世中立国として自国民を外国軍へ参加できないようにしたのですが。
ここバチカンだけは唯一の例外として、現在も活動しているそうなのです。
建物
真正面から撮ってみました。
クリスマス
広場では、このようにクリスマスにまつわる催し物が行われておりました。
聖書のどこかの1シーンなのでしょうね。
ちなみに、こういった催し物は、ローマの至るところで目にすることが出来ました。
もちろん、ここまで大きなものはありませんでしたが。
法王の逃げ道
サン・ピエトロ大聖堂を出ましたが、道路にはこのような長い城壁みたいなものが続いております。
実はこれ、通路でして。
何か事件があり法王が逃げる必要性が生じた場合、この中にある道を伝って逃げられるようになっているそうです。
過去にも数回実際にここを使ったことがあるそうです。。
バチカンお終い
ということで、美術館、大聖堂と、とっても小さな国ですが、見るべきものが多く充実した時間を過ごすことが出来ました。
朝9時にここに来まして、外に出たのは12時頃。
まだ昼食には少し早いので、例によってちょっと違うところに行くのですが、それはまた次回。
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