コシナから、フォクトレンダーブランド「HELIAR 40mm F2.8」が2014年10月26日に発売予定となっております。
このレンズ、とっても変わっているのが、ピント合わせのためのヘリコイドが無いということ。
じゃあどうやってピント合わせするのかというと、ヘリコイド付きのマウントアダプター(Eマウント用)をかませてSONY Eマウントカメラに付けなさい。
そして、マウントアダプターのヘリコイドでピント合わせしなさい、と。。
とっても変態的なレンズなんです。
これがSONYα用マウントアダプター
Amazon – COSINA フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter
これをSONY ミラーレスカメラ(α6000,α7やNEXシリーズなど)にかまして、HELIARを付ける、という事です。
FUJIFILM X-E1用はないの?
FUJIFILM X-E1持ちの私としては、こう思ったのです。
富士フイルムXマウント用のMマウントアダプターはあるわけだし、しかもヘリコイド付きのものがいくつかあるわけだから、それをかませば我がX-E1でも使えないかと。
と思って探した製品が以下のもの。
Hawk’s Factory製 FUJIFILM Xマウント対応補助ヘリコイド付ライカMアダプタ
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KIPON マウント変換アダプター LEICA Mレンズ-FUJI Xボディ ヘリコイド付き
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Kernel ヘリコイド付 ライカMマウントレンズ-富士フィルム Xマウントアダプター
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そして悩む・・
発売前なのでそれを確認している人が誰もいない。
発売後に買って試してみたいのですが、決して安い買い物ではないのでかなり躊躇する・・。
ちなみに、上で挙げた COSINA フォクトレンダー VM-E Close Focus Adapter は、当然ですがCOSINA純正品。
COSINAの立場としては、逆立ちしても上のサードパーティ製マウントアダプターが使えるなんて言わないわけです。
そう勘繰りすると、Xマウントのカメラでも使えるんじゃないかなーと思ったりするんです。
計算してみる
Eマウントのフランジバックは18.0mm、Xマウントは17.7mmとのことなので、マウントアダプターはXマウントの方が0.3mm余計に長いはず。つまり沈胴させてもXマウントの方が長い分余裕がある。
LEICA Mマウントのフランジバックは27.8mmだから、Xマウントアダプターは単純計算で10.1mmはあるはず。つまり10.1mmは沈胴させてもカメラボディーまでレンズが達しない。
HELIARの仕様を見ると、使用時で21.4mm、沈胴時で12.6mm。つまり21.4mm-12.6mm=9.8mm沈むわけだから、マウントアダプター分の10.1mm内に収まる。
計算上はOKだと思いたい・・・。
※余談ですが、9.8mm沈むわけですが、これってEマウントアダプターの9.8mmとぴったりですね。かなりギリギリの設計だというのが分かりますね。
HELIARにこだわる理由
えらいこだわってますが(笑)。
この変態レンズ(HELIAR 40mm F2.8の事です^^;)、個人的にはとってもツボなんですよね。
- 40mm という焦点距離
→APS-Cだと換算60mmほどで、標準より若干画角が狭いため、もう少し被写体に集中したものがとれそう - とっても薄いレンズ
→FUJINONレンズは18mm,27mmパンケーキ以外はどれも長くて大きいため、スナップ的な使い方をするには大仰で気後れする - 沈胴式
→普段はとってもコンパクト。持ち運びに便利ですね~♪(逆にこれがX-E1などに付けられない理由になるのかな・・) - 意外と明るい
→解放絞りがF2.8なので、個人的には全然OK。そんなにボケを生かした写真を撮る訳でもないので。ただし、写りがどうなのかはわかりません。 - Leitz Elmar レンズを思わせるデザイン
→といっても、今回のHELIARはちょっと中途半端感は否めませんが・・でもイイ!
誰か人柱になってくれないかしら。。
Amazon – COSINA フォクトレンダー HELIAR 40mm F2.8