X-E1を使い始めてもう1年半になります。
これは、写真撮影を本格的な趣味としてから1年半経つのと同じ意味なのですが。
今回は振り返りをしてみようかな、と思います。
まずX-E1の設定について。
フィルムシミュレーション
一番わかりやすい変化ですね。
買った当初は「VELVIA」モードがメインで使っていましたが、最近色がきつく感じてきたのと、色飽和がしやすいという事に気が付き、「ASTIA」をメインとするようになりました。
もっとも、「ASTIA」も十分色が強く、聞くところではPRO Neg(Hi/Std)が落ち着いてよい、と言われますが。
どうやら私はわかりやすいものが好きみたいで、色もハデ好みが良いみたいです。
また、ASTIAは白とびがしづらいという特徴があり、VELVIAに比べたら色もやわらかいので、私にはこのASTIAが丁度良いと思っております。
最近撮った一枚。ASTIAです。昔だったらこれもVELVIAにしていたんだろうな。。
露出設定
次に変わったな、と思う内容ですね。
自動露出にした状態から、-1/3~-1くらいまでマイナス補正することが多くなりました。
明い写真だとのっぺりした写りになりがちです。
露出を暗めにすれば、色は濃くなります。ハデ好みな色が好きな私だから露出を暗めにしちゃったのかもしれません。
露出を落として色濃い感じの写りにした例です
露出に関連するところでは。
EVFと背面液晶の明るさはかなり暗めにしています。これは実際とEVFでの見た目が違いすぎるため、です。
画質に関するその他設定
それ以外は全て標準にすることが多くなりました。
ハイライトトーン、シャドウトーンをいじることは多いのですが、それはRAW現像をするときだけですね。写す時に変える事はしなくなりました。
特にホワイトバランスはまず触りません。オートはかなり優秀ですし、下手に色温度設定すると本来の色が出ません(謎)。
JPEG撮って出しが素晴らしい、という声をよく聞きます(主にFacebookのXグループの人のコメント)。これは本当です。
下手に手を入れない方がよほどいい色になりますよ。
後で色など追い込みたい場合は、カメラ内現像をするようにしています。というかその方法が現在の最善の選択です。
PCでカメラと同じ現像が出来ない、というのがその理由です。
正直これはかなり面倒です。いちいちカメラにSDを入れなおさないといけないですから。
それに、カメラを買い変えるなどした場合、古いカメラで撮ったRAWは二度と現像できなくなります。これは正直頂けないので改善を期待したいところです。
次善の策は、Adobe Photoshop Lightroom ですね。
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カメラ内現像と同じとまではいきませんが、Adobeが作ったフィルムシミュレーション(ASTIA,VELVIA,PROVIA,PRONegなど)がありますので、それなりに似せる事は出来るようになりました。
カメラ内現像で出来ない事(角度の微調整や色を大きく変えるなど)をしたい場合は、Lightroomを使うようにしています。
撮影時
AF(オートフォーカス)について
マニュアルフォーカスにして、ワンプッシュフォーカスというスタイルになってしまいました。AF-S/AF-Cはまず使いません。
理由は、ピントが合いにくいのと、微調整が効かないから、です。
困ったことに、AF-S/AF-Cではレンズのフォーカスリングを回してもいう事聞いてくれないんですよね。これはかなり使えないです。
AFについて散々言われているのはほんとその通りだと思います。
ただ私の場合、動きものはあまり撮りませんし、とってもせいぜい猫とか人とか、飛行機とかなので、その程度ならワンプッシュAFか、手か、もしくは置きピンでいけちゃうんです。
それに花とかマクロに近い状態で撮影する場合、微調整が出来ないと話になりません。
なのでAFの能力の低さについては気にならなくなりました(良いのやら悪いのやら・・)。
フォーカスを細かく合わせる場合ですが、背面コマンドダイヤルをプッシュして拡大表示させるようにしています。
これはかなり便利な機能です。EVFならではの機能ですね。
ただこれも1つだけ問題がありまして。
連写などしてSDカードに書きこんでいる最中は、この拡大機能が効かないんですよ。これはかなりイラっとします。特に花をマクロ撮影する時です。
一枚撮ってすぐ次を撮りたい場合があります。大抵風が吹いているので、ちょっとした揺れで構図とピントがずれてしまうんです。
2枚目を撮るときに、すぐ拡大出来ないためシャッターチャンスを逃す事が非常に多いんです。
これは本当に改善を期待したいところですね。
こんなかんじでマクロに近いかんじで撮影するときはほんとタイミングが重要!
構図・・というか背景
かなり意識するようになりましたね。メインの被写体よりも、背景をどう写すかで印象が全然違う事に気が付いたからです。
絞り
F8を基準にし、そこから変えるようになりました。
買った当初はボケる絵が面白く、とりあえず絞り開放で撮っていましたが、最近はどう撮りたいかを少しづつですが意識するようになってきて、前述の背景について考えるようになったので、ここは大きな進歩だと思っております。
FLEKTOGONで撮っているのでEXIFにF値は残りませんでしたが。多分F8より大きい値まで絞っているはずです
とまあ、こんなかんじでしょうか。
相変わらずまとまっていない文章で申し訳ないですが(^^;
一部性能面(AF)に関して文句言ってますが、それでも写真を撮る、という基本的な事はとても面白く操作できるし、期待に沿える写りをしてくれるものだと思っております。
あくまで、カメラではなく写真撮影が趣味なので、撮る楽しみを与えてくれるこの機種に出会えたのはとてもよかったことだと思っております。
X-E1は残念ながら生産中止になって後継のX-E2に変わっておりますが、細かい点で色々改善が施されており、より良い機種になっております(私も何回かX-E2を借りて使っており、改善点を実感しております)。
昔ながらの操作性で(モードというものがなく、絞りとシャッター速度をダイヤルで変えられるため直観的)、カメラの基本を理解するにはもってこいの操作性です。
これから写真撮影を始めたい人にはぜひおすすめしたい1台だと思います。
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