花菖蒲のお写真2回目です。
今回は花菖蒲以外にもちょっとだけ違うものも載せたいと思います。
寄って撮ります
X-T10 + XF35mmF1.4R ISO200 ƒ/2.0 1/9000秒
ピンク色の淡い色の花菖蒲でしたので、ふんわりした描写にしようと思いました。
ということで、開放に近いF2.0で撮ってみました。
ISO200のベース感度ですが、空が晴れて明るいので、シャッター速度が1/9000秒・・。
電子シャッターモードになっています。
電子シャッターのおかげで、NDフィルターの出番は殆どなくなりました。
※メカニカルシャッターだけだと、1/4000秒、高スペックな機種でも1/8000秒が上限ですから。これだけボカして(F値を下げて)撮ろうとすると、どうしても露出オーバーになるため、NDフィルターで減光する必要があるのです。
電子シャッター、動きものでは使えませんが(歪んでしまう)、今回の様にお花撮影など止まったものではかなり有効に使えます。
ND8フィルター
こちらはご参考まで
普段使っているのはND8(1/8=1/2の3乗、つまり3段光量を減らすもの)です。1/9000秒だったシャッター速度が、1/1125秒にまで落とす事が出来ます。
寄って撮った花菖蒲その2
X-T10 + XF35mmF1.4R ISO200 ƒ/2.8 1/2200秒
こちらは紫色のオーソドックス?な花菖蒲です。
ピント合わせ位置について
こちらは上の写真に比べ、少し(1段)絞って撮ったものです。
上の写真もそうですが、ここまで寄ると全体をパンフォーカスで撮ることは出来ませんので、どこでピントを合わせるのかが重要になってきます。
今回は、手前の上に飛び出た花弁のうち、先端の部分にピントを合わせています。
手前の垂れた花弁の面ではないです。たまたま合いましたが(被写界深度もF2.8という事で若干範囲が広くなっていますので)。
これは写真家の先生にいつも言われるのですが、「この花はここにピントを合わせる」というものがあるそうなのです。
その部分がぼやけて見えてしまったらダメ、という場所があり、そこは絶対合わせる。
合わなかったら、どんなに構図など良くてもイマイチぱっとしない写りになってしまう、というものです。
正直なところ、私もこのあたりの勘所は全然つかめておりませんので。
色んな場所にピントを合わせて、被写界深度も変えながら撮ってみて。
PCでチェックしてこれが一番よく見える、というものを選ぶ。
というやり方を行うよう心がけています(毎回それが出来ているわけではないのが弱いところですが・・(^-^;。
プロの先生は毎回これをやっていて、その結果ベストなピント位置を体で覚えてしまったそうです。ほんとプロの方は大したものだな・・と思います。
咲き始め
X-E1 + XF55-200mm 200mm ISO200 ƒ/4.8 1/300秒
少し遠い場所に、これから咲きますよ!と言っている花菖蒲がございましたので、撮ったのがこの一枚。
こちらは単にかたちが面白かったので撮ったものです。
マガモでしょうか
X-T10 + XF55-200mm 200mm ISO200 ƒ/5.6 1/350秒
ふと下の方をみると、菖蒲田の中に鴨がおりました。
あら?と思いつつさらに眺めていると・・
X-E11 + XF55-200mm 200mm ISO200 ƒ/4.8 1/250秒
X-E11 + XF55-200mm 200mm ISO200 ƒ/4.8 1/280秒
小鴨もおりました!
ちっこいですが、とてもすばしっこいです(親よりも泳ぐのが早いのではないでしょうか)。
X-T10 + XF55-200mm 200mm ISO200 ƒ/4.8 1/250秒
しばらくすると親鴨は去って行ってしまい・・取り残された小鴨たちは集まって自分の身を守っております。。
またしばらくすれば戻ってくるのでしょうが。
大変ですね。
横にいた係の人が言っておりましたが。
この鴨は公園側で用意したものではなく、勝手に舞い込んできたものなのだそうです。
近くにはまだまだ自然が残っているのでしょうね。
帰り道で撮ったお花
花菖蒲を堪能しましたので、引き上げる事にしました。
駅までの帰り道、夏らしい花を何枚か納める事が出来ましたので、こちらもご紹介したいと思います。
紫陽花
X-T10 + X35mmF1.4R ISO200 ƒ/2.0 1/640秒
まんまる紫陽花、かたちがハートマークになっておりましたので、明るくふんわりした感じで撮ってみました。
芙蓉の花
X-T10 + X35mmF1.4R ISO200 ƒ/2.8 1/1900秒
X-T10 + X35mmF1.4R ISO200 ƒ/2.8 1/1400秒
もう芙蓉?と思いました。
これを撮ったのはまだ6月頭ですから。
いつもは7月くらいになって花を咲かせていた気がしますから、今年はやはり全体的に暖かいのでしょうか。
おしまい
東村山市の菖蒲祭りは、まだあと1週間近く行われています。
今頃はきっと見頃のはずです。
梅雨に入ってしまい、晴れの日は少なくなりましたが、この時期しか咲いていないお花というのは、やはり見ていて元気がでますし楽しいものです。
ぜひきれいなお花を見に出かけてみてはいかがでしょうか?