【レビュー】FUJIFILM X-T20 試用レポート。ついでに期待の中版カメラ「GFX 50S」も。
六本木に行く用事がありましたので、そのついでに富士フイルムスクエアにお邪魔しました。
そこで、X-T20を使わせて頂く機会に恵まれましたので、簡単ではございますが、その感想をお伝えしたいと思います。
先日 X-T20 , X-T10 , X-T2 の3機種で仕様を比較した記事を挙げさせていただきましたが。
それと合わせご覧いただけるとよりわかりやすいかと思います。
タッチパネル
まずは今回の目玉(と勝手に思っています)!
「タッチパネル」の使い勝手について確認をしてみました。
EVF使用時のフォーカスエリア選択
それはズバリ!
「EVF使用時にフォーカスエリア選択が出来るのか?」
です。
結論から申しますと・・残念ながらそれは出来ませんでした。
お店の人にもきいたのですが。
そもそもEVFとLCDを同時に表示させる機能がないとの事(どちらかは必ず通電しなくなるそうです)。
なので、EVFを覗いているあいだは、LCDは真っ暗となり、必然的にタッチパネルも使えなくなるわけです。
オートフォーカスエリア選択は十字キー操作となるわけで、それ自体は今のX-T10と変わらないのですが。
フォーカスエリアポイント数が増えましたので、移動量は必然的に増えます。
それを考えると、十字キーだけでは厳しいのですよね。。
お店の人にはその旨伝え、主旨を理解して頂きました。
企画の方に伝えておきます、と言って頂きました(“´∀`)bグッ!
ファームアップで対応して頂けたら、神対応間違いなしです!(笑)
でも、こんなことも仰られておりました。
EVFとLCD両方動かしたら、バッテリーの持ちは悪くなりますから、と。
それは私も致し方なし、と思っておりますが、それ以上の便利機能だと思いますから。
「バッテリーの2個や3個、常に持ち歩いておりますから平気です!」とも伝えておきました(爆)。
そうそう。
X-T2のジョイスティックはいいですよね、という話をしましたら。
X-T20にはさすがに付けられませんね、コストが見合わなくなりますから、とのこと。
本心はわかりませんが、素直に解釈するのであれば、ジョイスティックはコストがかかる、という事ですね。
※実際のところは差別化のため付けなかった、じゃないかと邪推しておりますが
再生時のタッチパネル
これは便利でした。
スマートフォンと同じスワイプ操作で画像の選択が出来ました。
また、ピンチ操作で画像の拡大縮小も出来ました(出来たはず・・ヤバイ、記憶があいまいになっている)汗
※ここは話半分で聞いてください
LCDでのピント合わせ、シャッター切り替え
LCD使用時は、画面右上の方に「AF」みたいな小さなエリアがありまして。
ここを押すことで、タッチ時の挙動を変えることができます。
「シャッター」→「AF」→「なし」の3つです。
スマートフォンを使っての撮影みたいで、ちょっと楽しかったです(笑)。
これ、花マクロ撮影時など、位置的にEVFを覗くのが辛い時などに重宝しそうです。
オートフォーカス性能
さわり程度ですが、X-T2 と同じオートフォーカス性能(速度、精度)だと思いました。
木の枝のように、前後に複数被写体があるよう場合じゃなければ、ピントを外す事は無いんじゃないかと思います。
普通に、オートフォーカスを頼ってよいと思いました。
これは、お店の人も自慢しておりました(笑)。
連写枚数
X-T10でさんざん言われていた、バッファー不足の問題。
スペック上はかなり改善されておりましたが、実際のところどうなのか試させていただきました。
条件は「FINE+RAW」で高速連写(8枚/秒)。
※圧縮RAWか非圧縮RAWかは・・ゴメンなさいわかりませんでした
結果ですが。
20枚を超えたところで遅くなりました。
遅くなってからは0.5~1.0秒の間でシャッターが1枚切れる状態となりました。
ほぼスペック通りです。
これは動きものなどに期待が出来ますね。
EVF拡大表示の見え方
X-T10使用時に個人的に一番気になった点です。
どういう事を気にしていたかと言いますと。
風景撮影で松の葉など高周波となる被写体にピントを合わせる時。
EVF拡大表示時だとノイズが入ってしまうため、イマイチどこにピントがあっているのか分からなくなる、という問題があったのです。
ガチピン狙いの時は結構困るのです。
同じ問題がX-T20でも起きるのか、ついでに X-T2 もありましたので、合計3台を次々と覗き替えて確認してみました。
結論・・・正直わからない(^-^;
でも、ひいき目に見ると、X-T20 , X-T2の方がノイズが少ないかも。
X-T10ではノイズを確認できる場合が何度かありました。
X-T20 , X-T2 でははっきりとノイズを確認できる場面が少なかった・・ような気がします。
反省点は、同じレンズを使わなかったという事。
焦点距離は全部35mmに。ISO感度、AF位置(中央合わせ)、露出補正ゼロ、というようにはしたのですが。
でもそれ以外の条件がダメダメ。
X-T20はXF35mmF2 , X-T10はXF18-55mm , X-T2は・・すみません、忘れてしまいましたが、それぞれ違うレンズを使ってしまったこと。
シャッターを半押しするまでは、開放F値でみているわけですから、F値がそもそも違う、つまり光量が違うわけですし。
それ以外(例えばフィルムシミュレーション、EVFの明るさ)、なども合わせるべきでした。
これは・・ゴメンなさい。ここまで書いておきながら検証不足でした。
その他雑感
カメラ本体はX-T10をベースにしているように見えますので(ぱっと見わからないくらいです)、持った感じは全然変わりません。
昔ありました、「ダイヤル類の固さ(露出補正ダイヤルが緩い固い)」「ボタンが押しにくい」といったは事は特に感じることはありませんでした。
X-T10と同じと思ってください。何の問題もないと思います。
全体的な値段は、1世代前のX-T1,X-T10の関係同様、X-T2の三分の二くらいですから、前回同様お得感があると思います。
※X-T2をもし買わなかったら、買っていたかもしれません
GFX 50S
こちらはついでですが。
中版カメラ、GFX 50Sも実機が展示されておりましたので、ちょっとおさわりさせて頂きました。
意外だったのは、思ったよりも軽く感じた事。
EVF装着時で約920gと、そして GF63mmF2.8 R WRの405g、合計1.3Kg超のはずですが、それでも軽く感じたのです。
以前知り合いにちょっとお借りしたことのあるNIKON D800も本体900gと、GFX 50Sと同じ重量のはずなのにD800の方が重かったという記憶がありまして。
ちょっと不思議な気分でした。
GF63mmF2.8 R WRは、意外と寄れませんでした。ワーキングディスタンスで30cm以上はありました。
あと、オートフォーカス移動は端から端までの移動で1秒弱かかったような気がします。
もっとも、中版で速さを期待してもしょうがないですが。。
お終い
X-T20、タッチパネルオートフォーカスの件を除けば、私の中では十分購入に値する製品だと思いました。
かなりオススメです!
オマケ。
Xperia X Compactで帰りがけに撮った富士フイルムスクエア(本社ビル)(^-^)
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