半年ほど前から、「X-T10いいねいいねー」なんて言っておいて、当の本人は未だX-E1を使い続けておりましたが・・今になってやっと手に入れることができました。
(追記)その前に・・新製品X-T20もご覧ください
※2017年1月24日追記
X-T10 の後継機種であります、X-T20 が正式発表されました。
X-T20 , X-T10 , X-T2 の3機種で比較をしてみましたので、よろしければこちらの記事もご覧ください。
※2017年1月27日追記
FUJIFILM X-T20 試用レポート(六本木富士フイルムスクエアで試してきました)。
こちらも宜しければご覧ください。
きっかけ
大きく2つほど理由がありまして。
X-E1に対する不満
X-E1に対する昔から抱いていた不満点です。
具体的には
・SDカード書き込み途中に次の写真を撮ろうとしたときに、ピント合わせをしようと拡大表示したくても出来ない
→X-E2以降(EXRプロセッサーⅡ)になってから改善されました
・お天気の時にEVFを覗くと、眩しくてよく見えない
→X-T10にはEVF明るさ自動調整機能があるから解消が期待できる
この2点です。
ただ、カメラを投げつけたくなるような不満ではなかったので、X-T10購入にはまだ及びませんでした。
レンズ交換の手間
これを買ってからは、ほとんどこれ1本で使い続けるようになりました。
たまにカワセミなど遠くのものを撮るためにXF55-200mmの望遠レンズに付け替える、という事はしているのですが。
逆に今まで使っていたXF18-55mmを全然使わなくなってしまったのです。
まあ、それはよいのですが。
年末年始にかけて旅行に行く予定が出来てから、ちょっと悩むことが出来ました。
旅行の場合、自分の好きなものを撮るだけじゃダメで、家族写真や記録的なものも撮らないといけません・・いや、別に撮らなくてもいいんだけど(^-^;。
焦点距離固定だから足を使ってが前提、でも観光地はそれが難しい場合がある。
レンズ交換はなんだかんだ面倒で、時間も使うので、旅行などでは特に大変。
そう考えると、活躍するのは広角も使えるズームレンズ。
じゃあ、という事でXF18-55mmをつけっぱなしにすればよいのでしょうが、でもXF35mmF1.4も使いたい・・XF35mmF1.4には写真が上手になったと思わせる不思議な魅力があるのです。
かといって、旅先で何回もレンズ交換するのは先に書いた通り非現実的。
あれこれ思いを巡らせた結果、じゃあボディがもう1つあればいいんじゃない?(笑)
と、アホな考えに至ったわけです(^-^;
きっかけとしては、この旅行の件が大きいですね。
※この旅行(イタリアに行ってきました!)につきましては、別記事に写真交え載せておりますので宜しければご覧ください。
あと、もう1つ強いて挙げるとしたら。
X-E1を使い続けてもう3年近く。
まだまだ元気で壊れる兆候はありませんが、やはり旅行中に壊れたら・・と考えると不安だったりもします。
つまり、今回のX-T1購入は、買い替えではなく「買い増し」なのです。
X-T1とX-T10との違いは?X-T1にしなかった理由
カメラ屋さんに行ってX-T10を買おう、と思いつつ。すぐ横には当然のように展示しているわけですよ、X-T1が。
意志の弱い私は、X-T1ももう一度検討してみよう、と思って色々触りはじめるわけです(笑)。
X-T1のメリット
X-T1も昔から気にはなっていたのです。その理由は、
・SDカードの書き込みが速い(UHS3対応)
・EVFが大きい。
・EVFが大きすぎて、メガネの私だと四隅がケラれるのですが、表示を小さく出来る。
・EVFの2画面同時表示ができる(全体表示+ピント部分の拡大表示)。
と、主にファインダーに対しアドバンテージがあったからです。
X-T1のデメリット
しかし、防塵防滴にしたおかげで
・重い
・ボタンが押しづらい
さらに
・ISOダイヤルの操作しづらさ
・X-T2が半年後に出るかも?
というデメリットもあります。
X-T10のメリットは?
さらに、お店の人にX-T1 と X-T10で悩んでいる、と上のメリットデメリットについて話をしたところ、
「X-T1 はアイカップを大きなものに変えられるので、明るいところでファインダーが見えづらい、という事を解消できるかも」
と言われてしまったため、X-T10のアドバンテージと思っていた「EVF明るさ自動調整機能」がどうでもよくなってしまったのです。
そうなると、X-T1でもいいのでは?と思い始めてしまったわけでして(苦笑)。
じゃあ、あとはどれだけ「使い勝手」を許容できるか、EVFの「四隅確認と拡大表示」をどうみるか、でその場で再チェックする事になったわけです。
X-T1の操作性チェック
ここは完全に私個人の主観なので、鵜呑みにはしないで頂きたいのですが。
・ボタン類の押しにくさと、X-E1とは違う操作性(特に拡大表示)
→これはかなり違和感がありましたが、慣れで改善するのかな・・
・ISOダイヤルの回しづらさ & それ以上にイラっとくる下段ドライブダイヤルも一緒に動く
→決定的にダメでした
・EVF表示
多分使うとしたら全体表示+拡大表示だと思ったのですが、拡大表示部分の表示が小さいのでピント合わせが不安に思えてきました
X-E1の時も、全画面表示と拡大表示を交互に切り替えて何とか出来ていたので、これは別にいいや・・と思えまして
結論
はい、X-T10 にしました。
やはりX-T10は良いカメラだと思います。
購入したもの
X-T10本体
「シルバー」の本体のみ(レンズキットではありません)。
X-E1の時もそうですが、ツートンカラー好きなんですよね。
レンズキットだと、XF18-55mが付くのですが、もう持っているので私には無用の長物。
SDカード
X-E1と同じSDカードを使いまわしすると問題が出るので、今回のX-T10専用のSDカードを買う事にしました。
しっかし、Amazonリンク先の商品、値段安いですね・・。ヨドバシカメラで買ったときは¥8,830- もしましたのに。。
おまけ
値段だけでみると、通販で買うよりは正直高いですが。。
やはりここは店頭販売の魅力。お店の人からオマケ品をいただいちゃいました(笑)。
レンズキャップフィルター XM-FL
簡単なレンズが付いていて、ソフトフィルターとクロスフィルターも内蔵、切り替えが出来る製品で、F8固定フォーカス固定のパンフォーカスレンズです。
一応レンズキャップ扱いですが、ちょっとした物も写せますよ、という変わり種商品です。
最初、「オマケでフィルターつけておきましたから」とお店の人に言われた時、何のフィルター何だろう?
と思っておりましたが、家に帰って袋を開けてみた時、ああこれね(笑)と思わず微笑んでしまいました。
キャッシュバックキャンペーン
ご存知の方も多いと思いますが。今回も行っておりました。
2016年1月13日(水)購入分までなので、もし新製品(カメラ本体やレンズ)の購入を検討されているのであれば、良い機会かもしれませんね。
早速試し撮り
ということで、家に帰って早速試してみました。
X-E1で困っていた
「SDカード書き込み途中に次の写真を撮ろうとしたときに、ピント合わせをしようと拡大表示したくても出来ない」
がこれで解消できるかな?という件の確認も兼ねてです。
X-T10 + XF35mmF1.4 f/1.4 SS1/70 ISO400
X-T10 + XF35mmF1.4 f/1.4 SS1/70 ISO400
X-T10 + XF35mmF1.4 f/1.4 SS1/60 ISO400
X-T10 + XF35mmF1.4 f/1.4 SS1/50 ISO400
連写まではいかないですが、2~3秒に1枚は撮りました。
その間結構動くのですが、すぐピント合わせの為拡大表示できたので、今までのように書き込みが終わるまで待つ、という事がなくなりました。
貴重なシャッターチャンスを逃す事をなくせます!
これは大きいですね~。
他にも、X-E1と比べ書き込む速度が上がった気がします。
全体的に見ても、レスポンスが明らかに良くなっておりました。
2世代前のX-E1と比べるな、という意見も出そうですが(^-^;
やはり買ってよかったと思いますv(^-^)