紫陽花(アジサイ)の季節です。
紫陽花といえば「梅雨の季節に咲く花」「雨が似合う花」というイメージがありますが、梅雨入り前の関東ではもうすでに満開。
季節感的にどうなんだろう?と思いつつも写真を撮る人にとってはありがたい話で(苦笑)。
ここ数日撮りためたものがありますので、せっかくなのでご紹介したいと思います。
テマリ咲き
全体にまんまるに咲くものを「テマリ咲き」と呼ぶそうです。
よく見る品種ですね。
上から
X-E1 + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8
上の写真は、葉が均等に敷き詰められている様を出したかったので、ƒ/8くらいまで絞り、影の部分を強調させてシンプルにしたかったので、シャドウを+2としております。
構図的にはよくあるベタな感じですが(苦笑)、まあでもこうした方がしっくりくるか、と思いそうしています。
横から
X-E1 + Voigtlander HELIAR 40mm F2.8
こちらはまだ咲ききっていないものですね。
葉に包まれた感と瑞々しさが気に入って載せてみました。
こちらもシャドウを強くしています。
ガク咲き
中央につぼみ上のもの(両性花と呼ぶそうです)があり、それを囲むように開いた花(装飾花と呼ぶそうです)が咲いているものを「ガク咲き」と呼ぶそうです。
アジサイの基本形らしく、野生種はこういったものがメインなのだそうです。
花の輪
X-E1 + CARL ZEISS JENA DDR MC FLEKTOGON2,4/35
中央の両性花にピントを合わせ、装飾花はあえてボカして、キラキラ感を出してみました。
白い花
X-E1 + CARL ZEISS JENA DDR MC FLEKTOGON2,4/35
白い花のアジサイです。
マクロ的に、出来るだけ寄って花びら一枚をぼかしながら撮ってみました。
白の花びらは白とびしやすいので露出を下げ気味にし、白もきれいな白が出るようホワイトバランス等調整かけています。
白い花2
X-E1 + CARL ZEISS JENA DDR MC FLEKTOGON2,4/35
こちらも白い花のアジサイです。
2枚だけきれいに咲いておりましたので、それぞれにフォーカスが合うようにして奥行き感と見た目の面白さを狙ってみました。
マクロで
CARL ZEISS FLEKTOGONは、マクロみたく寄って撮ることもできる万能レンズですが、ヘリコイド機構の付いたマウントアダプターを併用することで、さらに寄ることが出来ます。
こういった製品です。ご参考まで。
青い花
X-E1 + CARL ZEISS JENA DDR MC FLEKTOGON2,4/35
ヘリコイドを最大限繰り出して、レンズ先端から被写体まで1~2cm程度まで寄って撮りました。
ちょっとでもずれるとピンボケしてダメダメになるので大変ですが(笑)。
色の変化(グラデーション)がきれいだな、と思い撮ったものです。
赤い花
X-E1 + CARL ZEISS JENA DDR MC FLEKTOGON2,4/35
今度は赤い花で。
撮り方や見せたいところなどは上の青い花と同じです。
雑感
どうやら私は、お花をマクロで撮るのが好きなようです(笑)。
アジサイは、ご存知のとおり木自体が大きく、1本の木にいくつも花を咲かす植物ですが、そういった全体を撮ったり、他の景色と組み合わせて撮る、という事が私の中では苦手なようです。
いくつかアジサイと建物、アジサイとそのた被写体、みたいなものも撮ったりはしたのですが・・うまくないですね(苦笑)。
まだアジサイの季節は続きますし、それにアジサイの名所なども行ってみたいですしね。
色々と試してみたいと思います。