ふとした事で手に入ったトイカメラ「BONZART AMPEL」。
チルトシフトレンズというのは、簡単に言うとフィルム(イメージセンサー)面とレンズが水平になっていないもの。
レンズが少し上か下を向いている状態のものです。
画面の中心はピントが合っているのに、周りはピントが合わないようになるので、まるで近接撮影(マクロ撮影)しているような効果が得られるのです。
普通のレンズで遠景を撮ると、大体パンフォーカスになるので普通は周りがボケることはありません。
しかし、チルトシフトレンズを使えば遠景でも周りがボケてみえるので、近接撮影(マクロ撮影)をしたように目が錯覚するのです。
だから、ミニチュア模型を撮っているようにみえるのです。
この製品は、下の製品写真を見るとわかりますが、レンズが2個ついています。
まるで昔あった2眼レフみたいですね。
でも、このカメラは「レフ」(鏡)は無く、その代りイメージセンサーがそれぞれのレンズについているのです。
しかも下のレンズはチルトシフトレンズ、上のレンズは普通のレンズという構成になっているので、普通の写真ももちろん撮れるんです。
amazon – BONZART / ボンザート 二眼レフ風トイデジカメ AMPEL ( アンペル )
残念ながらこの製品、2年前に発売されましたが、現在はもう作っていないようで新たに入手するのは困難なようです。
ただ、このカメラでなくとも、レンズ交換式カメラであれば、チルトシフトレンズにすることが出来たりします。
amazon – KIPON ニコンFマウントレンズ – マイクロフォーサーズマウントアダプター アオリ(ティルト&シフト)機構搭載
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Flickr.comで見ても色々と面白い作品が出てきますよ。