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    Categories: FUJINON XF18-55mmX-E1カメラアクセサリーレンズ写真旅行

花火撮影に初挑戦!やってみて初めて分かった撮り方のコツ

いわき花火大会に嫁さんのご両親に誘われて、数年ぶりに花火大会に行ってきました。
せっかく観に行くのだから、カメラもあることだし撮るしかない!と意気込んでおりましたが、花火写真を今まで撮ったことの無い私にとっては撮り方についてさっぱりの世界でした。

色々と調べてみると、だいたい次のようにすればよい、という事が分かりました。

  • 三脚は必須
  • ISO100で絞りはF8前後
  • NDフィルター(ND8:3段分くらい)を使うとスターマインなど明るい花火に対応できる
  • レリーズケーブルやリモートレリーズがあるとブレがなくてよい
  • ズームレンズが便利(画角を調整できる)
  • 画質は最高値にする。全景が収まるように写れば、少々構図がずれてもトリミングでカバーできる。
  • シャッター速度は1~10秒ほど
  • ホワイトバランスは「晴れ」
  • 風下は避ける(煙が邪魔になる)
  • マニュアルフォーカスにして無限遠にピントを合わせる

基本的にナンチャッテで横着な私ですが、「三脚」「リモートレリーズ」は絶対必要だ、というのは理解できましたので、最低限それらは守って荷物になる事覚悟で挑んでみました。


その結果、花火写真初心者であってもそれなりに撮ることが出来て、結構満足いく結果になりました。
ということで、私の素人経験を踏まえ参考になるかどうかわかりませんが、経験則で得た知識を、以下お披露目しようと思います。

始まる前:まずはセッティングから

三脚はすぐにセットしましょう。

「私はここで三脚使って撮りますよ!」とアピールできるので、後から来た人と揉める、という危険性が低くなります。
さあこれから花火が始まる、という段階になって三脚を出して来たら、後ろの人はガッカリしますよね?
「なんだよ。せっかく見える位置に場所取りしたのに、ギリギリになって三脚出してくんなよ!ひっこめろ!」なんてなったらお互い不幸です。

また、三脚は自分の頭の位置より高くしないでくださいね。後ろの人の迷惑になります。それにあまり高くしてもあまり意味無いです。だって花火は上の方に現れますから。

撮影ポイントによって状況は様々でしょうが、いずれにしても周りの人に迷惑をかけない努力はしましょう。

自由雲台は固定せず、すぐ自由に動かせるようにしましょう。

花火って近くからみると、結構上下左右バラバラな位置で花開いてくれます。単発だったり組み合わせだったり、大きさも寸玉や尺玉で全然違います。
なので、花火を中心に撮る場合は、写す先を毎回変えられるような工夫が必要です。

今回私は、テンション調整をして、「手を離してもカメラが動かない」「カメラを手で動かせる」といった調整を行いました。
カメラが重いとそれも難しいでしょうが、私が今回使ったミラーレスカメラ X-E1 + XF18-55 であれば、総重量も700g程度なのでいいかんじで調整が出来ました。
雲台の出来にもよりますが、今回使った三脚と雲台ではその用途に十分応えてくれました。SIRUI カーボン小型三脚 T-1205X + G10X 自由雲台 です。





始まってから:しばらくは調整作業を行いましょう。

最初から撮影モード全開で挑むと、最後までよくわからないまま撮影を続ける事になってしまいます。
始まってからしばらくはサイズに応じた画角を決める、打ち上げ場所を知る、どれくらいまで高く上がるか、といった事を調べると安心です。
これらの調べ方ですが。

  • 花火の打ち上げ位置で左右位置を見極める
    花火が打ちあがった瞬間に上に昇る光があるのですぐ分ります。1発だったり複数発だったり色々ありますが、これで左右位置と大よその画角が判断できるでしょう。
  • 花火がどこまで上がるか見極める
    次に大事なのが高さ調節。よく観察しているとわかりますが、花火が打ちあがる時に放つ光が消えるポイントがあります。そのさらにもう1段階上が花火の中心地点だとわかります。
    光が消えて花火が開くまで1秒ほどですが時間がありますので、その間に上下角度の調整が出来ます。
  • 花火玉の大きさを知るとより安心。
    プログラムをみると、花火玉の号数が載っていたりします。これが打ち上げ前に知る事ができれば、画角に収まるかどうかがある程度予測できます。
    例えば、次は7号玉で小さ目だから望遠にしよう、次は尺玉同時3発打ち上げだから、広角にしよう、みたいな予測が立てられます。

また、最初のうちに実際に撮った写真をチェックして、露出やピントの確認を怠らないようにしましょう。
せっかく構図が決まっても、真っ暗だったり真っ白、そこまで行かなくても白とびなどして色の出が悪いとがっかりします。
ピンボケもそうですね。
花火大会も中盤になり間断なく打ちあがるようになってくると、写したものをチェックするタイミングがなくなってきます。
後で後悔しないよう、最初のうちにチェックしましょう。

実際に写す時に

どの時点でシャッターを切り始めるか。そして、どの時点でシャッターを閉じるか。

こういったタイミングを見極めるのは非常に難しいです。特に複数の花火を1枚の写真に納める場合です。花火の構成など花火職人さんしか知らない情報ですから、ここはカンに頼る事になると思います。
でも、こうした方がよい、という事項をいくつか見つける事が出来ました。

バルブ撮影のススメ

秒数固定はオススメ出来ません。バルブ撮影が絶対に良いです。そのためのレリーズケーブルやリモートレリーズはかなり役に立ちます。
秒数固定では撮り始めのタイミングはつかめても、終わりが見えないのでダメです。
バルブ撮影(押し続けている間シャッターが開いているモード)がよいのですが、その間カメラのシャッターボタンを押し続けているのは大変です。
なにより手ブレ写真を量産することになりかねません。
なので、レリーズケーブルやリモートレリーズがあった方が絶対に良いです。

今回使ったのはリモートレリーズ「Velbon デジタル一眼レフ用 ワイヤレス+ケーブルリモコン TWIN 1 R4U キヤノン、ペンタックス用」です。
バルブ撮影時は、押しっぱなしでなく、撮影開始と終了時の2回押すかたちなので、間違って手を離してしまう、というミスも防げます。暗いところではライトにもできるのでオススメです。



撮り始めのタイミング

開いた花だけきれいに撮りたい場合は、打ちあがる時に出る光が消えた瞬間からがよいです。
花火に茎を表現したければ、打ちあがった瞬間から撮り始めるとよいです。でもこの場合は前述の方法によるカメラ位置特定ができなくなるので、失敗のないよう広角にした方がよいでしょう。

撮り終わりのタイミング

基本は花火が消えそうなタイミングでしょう。
しかし、花火の種類によっては長時間光が残るものもあるので、そうなると時間を延ばしすぎるとゴッチャリして汚くなるかもしれません。ほどほどが大事です。
最終的に出来がよかった写真をみると、複数の花火を狙ったもので露出時間10秒ほどのものが多かったと思います。
単発ものであれば、大体4秒くらいになるでしょうが、正直丸い花火が1つあるだけなので、作品としてみた場合面白みに欠けるな思います。

絞りやNDを使った露出調整

まず、露出の調整については、ND、絞りどちらを使ってもよいのでは、と思います。
それに、花火が白とびしないか、などの基本の露出調整は最初に行ってさえおけばよいと思いますので、実際に写す段階では

背景(特に花火の煙)が目立たないようにする

に注意を払うべきだろう、と思いました。
特に、長秒でシャッターを開いた場合にそうなる可能性がありますので、多少露出を下げてもよいのでは?と思います。

現像のとき

※RAWデータがある前提です

カメラの背面液晶で見るのと、大きな画面やプリントで見た場合とでは、どうしても違いが出てしまいます。
なので、撮りっぱなしではなく、現像作業もしっかり行った方がよいと思います。

X-E1 ではカメラ内現像が出来ますが、私が行ったのは主に
・露出補正
・ハイライト、シャドウトーン
の2点でした。

露出補正

背面液晶はどうしても明るく見えがちなので、想像より暗かった、という場合があります。もちろん逆のパターンもあるでしょう。

花火の場合は、
暗い  → 線が細い&色が濃い
明るい → 線が太い&色が薄くなる
が顕著に表れるので、こういった事を意識して露出調整するとよいかもしれません。

ハイライト、シャドウトーン

私の場合は、シャドウトーンを強めにして、背後に写った煙などをとるようにしています。これだけで花火だけくっきり浮かびあがるよい写真に仕上がると思います。

その他

トリミングは必要に応じて行いましょう。
特に構図を意識してトリミングしないと、つまんないものになりがちですから。
いかがでしたでしょうか?
シロウトの戯言かもしれませんが、実際に撮ってから気付くよりも、撮る前に知っておいた方が心に余裕が出来るのではと思います。
これが参考になるかどうかはわかりませんが、少しでも良い写真が撮れるようになればうれしいですよね!

Mr.X : 40代のおっさんです(汗 エンジニアを生業としていますが、休みの日はカメラを持ってお出かけする日々を過ごしております。 愛機は「FUJIFILM X-E1」。 2013年春に旅行に行くのを機に買ったのがきっかけで、それ以後写真を撮る楽しみにどっぷりハマっております(笑)。 下手の横好きですが、少しでも写真の腕前を上げたく日々精進しております。