前回からの続きです。
「XPL→X Photo Laboratory」で受けたスナップ写真撮影セミナー。
今回は、実際に撮った写真をご紹介していきたいと思います。
頑張って撮った結果
・・最初に断っておきます。期待はしてはいけません。
フレームにおさめる練習
最初に、田辺さんが課題として提示された場所で練習しました。
背後のディスプレイと枠がフレームになります。
先ずここで背景が上手く納まるようにしておいて、後は「人待ち」という状態で撮った一枚です。
最初はずっとファインダーを覗いて待ち構えていましたが。
ある程度慣れてくると、若干余裕が出てくるのか、人の流れというものがある程度読める様になってきます。
でも、10分以上は粘りましたかね。
休みの日の銀座なので、次々と人が通り過ぎていきます。
そうなるとタイミングを探す方が難しくなりますね。一人しかいない、という状況はもっと少ないです。
上の写真はそんな中でうまく出来た方じゃないかな、と思っております。
特に一瞬頭に手を当てたこの一枚。ちょっと困った感が出せた・・かな?と思っております。
でも、欲を言えば、もうちょっと人物が右にずれて背景のバルーンと被らないように出来れば良かったのでは、と思いました。
等間隔
こちらはフレームにおさめる、とはちょっと違うかもしれませんが。
4人がきれいにならんだ(と自分を納得させています・・)瞬間です。
フレームにおさめる練習その2
真ん中でぶった切って出来た2つのフレーム(ここまでは意識してみました)。
左半分はディスプレイの大きな写真(こちらの肖像権が逆に気になるところですが・・)。
右半分に空間が出来たので、そこに人が入ったところを撮ってみた、というものです。
構図的にはそれなりにおさまったかな、というところではありますが・・・。
後で見返してみると、ただそれだけ、という気がしております。。なんでだろう?
映り込みをフレームにした練習
女性服(黒服)を着たマネキンを背景に、映り込んだ先にいた女性を撮ったものです。
正直何が写るか分からない状態でたまたま撮ったら意外と面白く撮れた、というものです(汗
結果オーライ?でもそうじゃないですよねー(汗)
自由時間の中で自分で見つけた被写体
1枚だとそれほどでもないですが、組み写真にしたら面白いかも、と思ったのがこちら。
子供は自由でいいですよね(笑)。
見ていてほほえましくなりながら撮ってました。
ちなみに、前回の記事見出し画像は、この3枚をお遊びで合成したものです。
感想
正直、良いものが撮れた、自分で納得できた写真、というものはありませんでした。
しかし、田辺さんも仰っていましたが。
うまく見せよう、と頑張るよりも、色々と実験をして新しい発見をしよう。
それが「XPL→X Photo Laboratory」のLaboratoryの意味するところなのです。
というように、結果を求めたり競うものではありませんから良いのです(笑)。
そんな事よりも。
スナップ写真撮影というものに対し「こういう撮り方があるのか」と色々と気付かさせて頂けた事。
なにより、実際に写真を撮っていて、とても楽しかった事。
セミナーを受け終わった今でも正直苦手意識はありますが、でも「楽しい」という感覚を得られた事が、
自分にとって大きな収穫だったと思います。
苦手意識の原因
自分が感じた「苦手意識」について、自分なりに考えて1つ気が付いたのですが。
スナップ写真撮影に限らず、今までは目の前に見えているもの「だけ」で被写体を選んでいた気がしたのです。
そして、今回のスナップ撮影で知ったのは「イメージする」事の大事さ、でした。
目の前にある景色に対し、人や乗り物、動物など何でもよいのですが。
こういう風に入ったら面白くなる、こんな服装、背格好のものが入ったら完璧じゃないか?とイメージする事なのかな、と。
それが出来れば、もっとスナップ写真撮影は楽しむ事が出来るだろう、と思いました。
スナップ写真撮影以外でも、自分の撮る写真に独自性が生まれるのだろう、と思ったのです。
ただ、そう思ってはみても、全然イメージが出来ない・・(泣)。
ここが自分の思う苦手意識なのだろうと思いました。
でも、これは訓練である程度は克服できる気がしております。
そういう課題や気付きを得られたことが本当に良かった、と思いました。
・・・あ、でもこちらの記事で載せた、最後の写真2枚なんかはそういう事が出来ていたかも(^-^)。
肖像権についての注意
これ大事です。
肖像権についてもしっかりと教えて頂く事が出来ました。
ビビリの私には特に気になる問題です。
肖像権の中でも特に「人格権」と呼ばれる、いわゆるプライバシー(他人の侵害から保護される私生活や私事)をどう守るかというところが今回問題になります。
だって、道行く人を撮るわけですから。
ただ、田辺さんの説明によると
- 一般的な公道(パブリックスペース)からパブリックスペースを撮るのであれば、そこは私生活や私事ではない。
- 一般的でない状態(アクビみたいな変顔とか誤解を生むような背景と一緒に撮るとか)で公開する事が問題
- 群衆の中でもある特定の人をピックアップするとかであれば注意が必要。
写りこんだ人を特定しやすい状態にしない、その人を不快に思わせる内容にしない、といった配慮が大事でしょう。
結局はマナーなのかな、という事かと思いました。
そういう事を守れば、造形の一つになって頂いた人たちにとって不快なものになりにくいでしょう、という事だと思います。
最近特に写真撮影に関するマナーで色々言われておりますからね。
ここは本当に意識して注意しなければいけない事だと思います。
田辺さん、ありがとうございました!
いやー、田辺さん、今回は本当にありがとうございました。
これからも面白い企画を色々と打ち出してくださいね。
そして「写真文化のさらなる向上」に貢献して頂ける事を期待しております。
これからも応援したいと思いますので、宜しくお願い致します。