ここ数カ月世間を賑わせております、DeNAまとめ問題。
「適当な記事掲載」や「記事や画像の無断転載」が争点になっておりまして、現在はサイトのいくつかから記事がごっそり消えた状態になっております。
今回はそれにちなんだお話をしたいと思います。
このサイトでも無断転用されていました
実はこのサイト、いくつか無断転載されている記事や画像がございました。
私が著作権を侵害されている状態です。
Google Analyticsなどアクセス解析ツールを使えば、容易にリンク元を特定でき、そこで自分の画像や記事を使われている事を確認出来ます。
他にも、Google 画像検索で同じ(又は類似の)画像を使われている所を容易に特定できます。
※上のラグドール画像、試しに上のGoogle 画像検索で検索かけてみると、転載されているのが分かります
※そのうち1サイトはこの前注意をしたら消してくれました
無断転載は容認してはいけません
当初は
・個人が運営しているだけで金銭的損害はほぼない
・アクセスもらっている
と思って容認していました。
でもこれが大きな間違いだったのです。
大多数を占める個人運営サイトが容認するから、無断転載が当たり前になる
個人運営サイトって、サイト全体からすると大多数を占めると思います。
この大多数を占める著作権所有者(私もその一人)が著作権侵害を容認するのが問題でして。
皆が容認してしまうと「無断転用していいんだ」という考えが当たり前になってしまうのです。
無断転載で困るのは我々一般消費者です
無断転載が当たり前になって困るのは、著作物で生計を立てている人たち。
たとえば写真で生計を立てているプロカメラマンの方などです。
そして、巡り巡って我々一般消費者にも被害が及びます。
だって、写真1枚をあちこちで無断転載されてしまったら、カメラマンに入る収入は本来得る額より減るわけですから。生計を立てるためには1枚当たり写真単価をあげるしかありません。
そうなると、正規に写真を購入したメディア(例えば雑誌など)では経費が高くなりますから、雑誌の価格も上がってしまうわけです。
これは単純な例ですが、似たような事はそこらじゅうでおきます。
つまり、一般消費者が買う品物の単価が無駄に上がってしまうという問題が起きるのです。
無断転載を防ぐためには、個人運営であってもしっかり言わないとダメ
無断転載を防ぐためには、無断転用した人に対し「それはダメなんだよ」と伝えていくしかないわけです。
それを伝える事が出来るのは、基本的には著作権を有する人。
つまり、我々のような個人で運営している立場の人たちです。
決して著作権侵害を容認してはダメで、無断転載しているところにしっかり言い続けて無断転載をやめてもらうしかないのです。
DeNAの問題はよいきっかけになりました
Find-Travelサイトという、DeNAが運営していたサイト。
当時は4記事ほど画像付きで転載されておりましたが、今は記事は全て削除されてガラだけになりました。
今回DeNAが集中的にやり玉にあがっておりますが、似たようなまとめサイトは他にもたくさんありまして、やはり無断転載が行われておりました。
今回の件で、他のサイトでも無断転載しているところは軒並み掲載を止めたようです(画像検索しても出てこなくなりましたし)。
これがきっかけで著作権について更なる認知があがる事を期待しております。