今年も横浜中華街に行ってきました。
丁度この季節は、旧歴の正月(春節)でして。
横浜中華街は様々なお祭りが執り行われています。
今回私たちが行った時、「採青」(ツァイチン)というイベントが行われておりましたで、それを見に行ってきました。
採青(ツァイチン)とは?
商売繁盛や五穀豊穣を祈って行われるイベントの一つでして。
各店舗に吊り下げられた、ご祝儀袋「紅包(ほんぱお)」と青菜を、獅子がパクッとくわえて舞い、街中を練り歩いていくものです。
これがその「紅包」。
青菜はお店によって違うようですが、今回私たちが見つけたこのお店では、青梗菜(ちんげんさい)が一緒に吊り下げられておりました。
青菜は獅子の好物なのだそうです。
獅子は全部で5頭いるそうで、それぞれが違うルートで街中を練り歩いているそうです。
また、獅子が各店で青菜をとる前後には爆竹を鳴らすのでとても賑やかです。
採青が始まった15時半頃から、あちこちで爆竹の音が鳴り響いておりました。
採青(ツァイチン)の一部始終
今回は、上の「紅包」が吊り下げられているお店の前で待機して、獅子が来るのを待っていました。
物凄い爆竹の音とともに獅子がやってきて、店の前で舞を始めました。
踊りながら店に近づいていきます。
思い切り目が合った~、ビビったー(笑)
ご祝儀袋「紅包」を見つけましたね!
でもすぐには取りに行きません。5分くらい舞いを踊っております。
さあ、いよいよご祝儀袋「紅包」を取りに行きます。
ここは1階の軒下部分でしたのでそれほどでもなかったようですが。
お店によってはもっと高いところに吊り下げるところもあるようで、そうなると獅子(中の人)も肩車するなどして思い切り高くなっていきます。
この後もうひと踊りするのですが、いきなりペッ!っと青梗菜を放り出しました!!
びっくりしたー・・。
後で知ったのですが。
獅子が「青菜」を食べた後、それを吐き出すことで商売繁昌を祈願するのだそうです。
でもご祝儀袋はしっかりと頂いているようです(笑)。
しっかり見学したかったら
上で書いたように、ご祝儀袋「紅包」があるお店をさがして、獅子が来るまで待機した方が良いと思います。
獅子は次々とお店を練り歩いていくので、その後をついて回るという手も思いつきますが、正直それは無理だと思います。
物凄い数の人でしたから。
お店の前で待機していても、獅子が来る頃には物凄い人が押し寄せてきますから、もみくちゃにされますし。
獅子が去って行くときに大勢の人もついていきますから、そこから脱出するのも一苦労。
実際、次の獅子舞は見る予定なかったのですが、流れから抜け出せずもう1回見ることになりましたから(苦笑)。
それと。
お店によっては店内で踊ってくれる場合もあるようで。
そうなると待機も出来ませんので、ある程度の下調べは必要かもしれませんね。
一番確実なのは、お昼ご飯をお店で食べ、そのついでに聞いてみることでしょう。
お店の人なら、自分のところに何時頃来るか事前に聞いているでしょうから、確実です。
なお、ご祝儀袋「紅包」が吊り下げられるのは、「採青」が始まる直前が多いようです。
先に探そうとしてもギリギリにならないと見つけられないです。
お店の人から情報をもらわないと、どこで行われるのか知ることは難しいと思います。
せっかく横浜中華街に来たのですから
春節の雰囲気を味わうのはもちろんですが、美味しい料理を食べ、関帝廟でお参りするなどして、中華街を楽みたいですよね。
ということで、次はそのあたりをご紹介していきたいと思います。