ここ最近、写真現像のパターンが少しづつではありますが自分のなかで出来始めてきておりまして。
備忘録兼ねて設定の洗い出し&ご紹介をしてみようかな、というなんとも大それた事を考えております(^-^;。
カスタム登録について
富士フイルム社のXシリーズカメラをお使いの方であればご存知だと思いますが。
現像時の設定を行うための項目がいくつかあり、それをまとめて保存できる、という機能があります。
しかも、ミッドレンジ以降の機種(X-E/Pro/T)であれば最大7つ登録できますので、シチュエーションに応じて撮影前にその設定を呼び出して使う事が出来ます。
設定画面の「BASIC」と書いてあるところでコマンドダイヤルを回せば即設定反映!です。
シャッター半押しすればすぐに撮影を再開できます!
EVFに反映されるのが最大の特徴
一眼レフカメラと違い、富士フイルム社のXシリーズカメラには、EVFという電子ビューファインダーが付いております(X-A/Mシリーズは除く)。
ミラーレスカメラ一般の話だと思いますが、レンズ直ではなくセンサーを通して処理された映像が映し出されるというものでございます。
一眼レフユーザーからすると、遅延が起きる、なんか違和感がある、というマイナス評価もございますが。
シャッターを押す前から、記録されるのと同じイメージがファインダーに映し出されるわけですから、私的にはものすごく便利な機能だと思っています。
もちろん一眼レフカメラでも「ライブビュー」のように背面液晶に映し出す機能はあるので、同じことは出来るのだろう、と思いますが(実際に使ったことないのでわかりませんが)。
ビューファインダー(EVF)にも反映されるという点が良いと私は思っております(集中力アップ、安定性などファインダーならではのメリットがありますからね)。
※補足:X-T1などではそういった設定反映を嫌う人のために、自然な見え方で表示する機能もあるそうです(呼び方は忘れました)
カスタム登録の使い分けしようと思ったきっかけ
2つありまして。
内田ユキオ先生の影響
内田ユキオ先生は、基本JPEG一発撮りでRAW現像はしない、というとっても硬派な方なのですが。
じゃあ、どんな設定を事前にしているのか、というのが気になっていたのです。
あるとき、Facebookやトークショーなどで、内田ユキオ先生ご自身が設定された内容を、「レシピ」というかたちで惜しげもなく紹介してくれている、というのを知りまして。
レシピを5つ紹介されておりましたのを知り、とりあえず自分のカメラにも登録しておいたのです。
ただ、その頃はまだ写真を撮る前に「こんなイメージで撮りたい!」という考えがなく。。
撮った後の現像時にゆっくり考える、という事をしておりましたので、残念ながらその情報を聞いた時は馬の耳に念仏でした。
エアリーフォト
内田ユキオ先生の件から半年後。
エアリーフォトセミナーで山本まりこ先生に教えて頂いた時の話になります。
エアリーフォト用の設定というものがあるのですが、これ結構特殊でして。
現像のたび設定を変えるのは大変なので、カスタム登録してしまいました。
また、エアリーフォトは露出を上げるのが基本でして。
普通の設定のまま撮って後から調整だと、もっといけたのに・・という場合がままあります。
エアリー設定ではハイライトをー2とし、極力白とびしないようになっています。
通常設定で撮った後にエアリー設定で現像したとき、まだハイライトに余裕があった、もっと露出あげたかったのに・・という事になるのです。
これが写す段階でエアリー設定になっていれば、最初からハイライトが抑えられた状態でEVFとヒストグラムに反映されるので、非常に調整がしやすいのです。
・・この時からですね。
カスタム登録したものを写す前に呼び出して使い始めるようになったのは。
そして、そのように使い始めるようになって、写す段階で撮った後のイメージ、というのが意識できるようになってきたのです。
これは自分の中でも大きな変化だったと思います。
そんなかんじで今に至るのですが、その間自分なりに設定をしたものが少しですが増えてきました。
もちろん、その設定で完璧、というほど使いこなせてはおりません・・
撮った後、やはりRAW現像をしたりしているのですが、以前と比べイチから全部設定しなおしているわけではなく、撮った時に考えたイメージにより近くなるような微調整(主にホワイトバランス調整)レベルで済むようになりました。
続きます
なんか、前置きがものすごく長くなりまして・・
長いのですみませんが、例によって2回に分けたいと思います(汗)