竹富島から移動し、那覇国際空港に着きました。
ここから次の滞在先である「ホテル日航アリビラ」へ移動ついで・・というではないですが。
移動しつつ観光をしよう!という事で、事前に観光タクシーを手配しておきました。
今回のテーマ
タイトルにも書いていますが、今回は太平洋戦争とその後について学ぼうと、戦争をテーマにした観光を組み込みました。
「なぜ戦争?」と思われるかもしれませんが・・はい、ぶっちゃけるとツレが戦争の歴史についてとっても興味を持っていて、特に終戦直前の日本軍トップのアホさ加減と、現代のアメリカ基地について実地体験をしたいというのがその理由です。
ということで、空港で運転手さんと合流し、早速スタートです!
最初に向かったのは「海軍司令部壕」
旧海軍が終戦近くになり主な活動の拠点とした防空壕です。
今は海軍壕公園として整備されております。
防空壕の中は実際入る事が出来まして、そこでどういった事があったのか、など説明文をみながら知る事が出来ます。
入口の塔
また、資料館もあり、そこで当時の戦況など説明があったり、遺品などの展示があり、戦争の一端ではありますがきつい状況を知る事が出来ます。
なお、ここは旧海軍が陣取っていた場所ですが、当時日本軍の中で最も幅をきかせていた(らしい)陸軍は、首里城を陣取っていたそうです。もちろん最後は首里城も悲惨な目に遭っておりました。
防空壕内部の通路
通路です。土壁むき出しです。この中に何か月も籠っていたとは驚きです。
海軍将校の部屋
海軍将校の部屋。最後に自決したそうで、献花されておりました。
次に向かったのは「平和祈念公園」
「平和の礎(いしじ)」が有名かもしれませんね。日本全国から集められた兵士のうち、沖縄戦で戦死した方全員の名前が石碑に掘られております。ものすごい数の名前が彫られています。
不思議だったのは、沖縄県の次に多いのが北海道の人だったこと。北海道からたくさんの人が沖縄にかり出されたのでしょうが、なぜでしょうね?北海道では戦争があまりおきなかったとか?
さて。
ここには「沖縄県平和祈念資料館」があり、そこを見学する予定でしたが・・・なんと!年末年始のため休館していました。。。
年末年始は書き入れ時でしょうに!
なんでそんな時期に休館するの!と声を大にして言いたい!プンプン!
しょうがないので現地に行ったよ~の記念撮影
と文句を言ってもしょうがないので、周りを見学して次へ。。
と、その前に。
こういった戦争に関わる施設が沖縄本島南部に集中しておりますが、この理由について簡単に説明を。
アメリカ軍が沖縄本島に上陸したのは、この後向かうアリビラがある本島中西部。
この上陸の情報をききつけた日本軍が戦力を集中させるために本島南部に集結。
アメリカ軍は手薄であった本島中部・北部の制圧をとっとと終わらせ、そして囲むように南部へ移動。
住人たちも、当然日本軍と一緒に南部へと逃げるように移動したわけです。
囲まれた日本軍は、よせばいいのに徹底抗戦。
おかげで悲惨な現場が出来上がった、というわけです。
普天間基地
次に向かったのは基地移設問題で有名な普天間基地です。
といっても中には入れないので、普天間基地を一望できる「嘉数高台公園」(かかずたかだいこうえん)に行くことになりました。
ここからは、きれいに並んでいる「オスプレイ」をみることが出来ました。
オスプレイ
オスプレイがきれいに並んでおりました。
手前は市街地で左右も当然市街地。基地を囲むように街が形成されております。
オスプレイではありませんが、以前ヘリ墜落事故があった大学は、この基地のすぐそばにあります。
また、すぐそばにあるトーチカなど、戦争跡をいくつかみることが出来ます。
トーチカ
トーチカとは「防御陣地」。中には2,3人入れば一杯というくらい狭い空間。
狭いところが嫌いな私にとってこの戦争は無理ゲーです(^-^;。
最後は「嘉手納基地」
ここはすごいです。
嘉手納(かでな)町全体が基地のようになっています。とっても広いです。
先に書いた「普天間基地」のような移転問題などはありません。
ガイドをしてくれた運転手さん曰く「ここは極東最大の基地で軍事的にも非常に重要な場所。ここを移転する、という話そのものがあり得ないしみんなそう思っている」との事でした。
まあ、確かに移転しようものなら、町一つまるまるなくなるような規模なので、そうなんだろうな・・と妙に納得してしまいました。
それに、軍事施設以外にも、アメリカ軍人さんが済む家などの多いこと!
日本の賃貸住宅と違い、いちいち立派です。
それと面白い自動車のナンバープレートも見かけました。
「Yナンバー」です。
「Y」は横須賀・横浜の「Y」なんだそうで、日本で取得した自動車を所有する米軍人専用ナンバーです。
他にも「E」(アメリカから持ち込んだ自動車)とかあるそうです。
話を戻しますが。
嘉手納基地も当然ですが中に入る訳にはいきませんので、近くの道の駅で飛行場を見学する事となりました。
道の駅屋上4階に登って、下の看板を写しております。
騒音計は道行く車の騒音ばかり拾っていました。
屋上にはでっかい望遠レンズを持った人たちがたくさんおりました。
興味深かったのは、報道カメラマンが常駐していたこと。特に事件などなくても、ずっと待機して、まるで監視するかのように基地の飛行場を見ていました。これでお金がもらえる仕事なのですかね・・うらやましい。
ここでもオスプレイをはじめ、いくつか飛行機を見る事が出来ました。
これはオスプレイ。
途中から翼(プロペラ)の向きが変わって着地。すごいですね~。
タクシー観光は以上です
こんな感じでタクシー観光はおしまい。
普段ニュースや歴史番組で色々と情報を得る事は出来ますが、やはり現地で見聞きすると実感がわきます。
知っておいて損は無いかと思います。