以前、こちらでもお伝えしましたが。
本日11月30日(木)、予定通り富士フイルム様から、「FUJIFILM X RAW STUDIO」のMac版が提供されました。
※対応しているカメラ「X-T2」等のファームウェアも同じく本日提供されました。
ということで、早速使ってみる事にしました。
FUJIFILM X RAW STUDIOとは?(おさらい)
一言でいうと
「カメラ本体をPCにつなげて、PC上でカメラ内現像を行う」
というソフトウェアです。
今までカメラ本体からポチポチ操作していたのが、PCから行えるようになった、というものです。
現像結果自体は変わりませんが、PCで操作できるようになったので便利だよね。カメラ内現像で頑張っていた人はどんどん使ってね、というものです。
画面と使い勝手
画面中央がプレビュー画面。
2画面分割して、変更前後を比較した状態です。
画面左はヒストグラム。
X-T2 ファームウェアバージョン3.0からの機能ですが、ヒストグラムがRGBで分かれる様になったのが、ここにも反映されるようになりましたね。
こちらは画面右のパラメータ(色温度)をいじっているところ。
インタフェースは・・正直使いづらいです。
画面下は画像一覧。正直ここはこんなに画面の面積を取らなくてもよいと思いました。もっと小さくしてほしかったです。画面が小さいと余計邪魔です。
雑感
今回私はUSB2.0を使ったので、画像読込などで多少もっさり感はありました。
1画面パラメータを変えて表示されるのに1秒弱くらい。
USB3.0だともっと速いのかな。
パラメータ変更は、上でも書きましたが正直使いづらい。
もしかすると、ショートカットキーなどあったりするのかな?
注意点
カメラの転送モード
カメラの転送モードは、標準の「USBカードリーダー」から、「USB RAW現像」に変えてください。
じゃないと、USBケーブルをつなげても、いつまでたってもPCはカメラを認識してくれないです。
RAWファイルはPC内に置いて下さいね
最初アプリ立ち上げた時に、どうやっても撮った画像を選ぶことが出来ませんでした。
なんでだろう?・・・と思っていたら、「RAWファイルは、PC上に保存して下さい」の一言が。
ああ・・と思いましたが、私以外にも勘違いしている人はきっと居るはず、と思いました。
古いMac OSだとアプリがコケまくります
まあ、当たり前といえば当たり前でしょうが。
古いMac OSはサポート対象外でしょうから、ここは素直に最新版OSに更新しましょう。
対応カメラがX-T2/X-Pro2/X-100F/GFX50Sに限られている
現時点のフラグシップカメラしか対応していないのがつらいところです。。
X-T20/X-E3など使っている人は諦めてください、だそうです。。ヒドい。
※そういえば、X-H1ってプロファイルデータがFUJIFILM X RAW STUDIOにあるという情報が。。
おしまい
今回はMac版しか出ていないので、Windows版が出てくるのを待つつもりです。
自分はWindowsメインのユーザーで、Macはたまにしか使わないのです。
画面も小さい画面だったし、色々と操作でなれない部分があったので。
それをもって改めて使い勝手など試してみたいと思いました。
特に自分は、普段Adobe Photoshop をメインで使って現像しているので。
Photoshopだと結構思い切った現像も出来るのですが、カメラ内現像はどうしても限界があります(特にハイライトとシャドウなど露出に関する調整)。
色も微妙に異なりますしね。
そういった違いを比べて行きながら、どちらが良いか見極めて、もしくは住み分け出来る様にしていきたいと思いました。
何にしても、PCの大きな画面でリアルタイムに調整結果を確認できるのは、大きな進歩だと思いました。