先ほど富士フイルム様より、X-T1 のファームウェアバージョンアップのお知らせが出ました。
以前うわさでご紹介した内容の詳細が出ております!
v4.0 バージョンアップ内容
http://fujifilm.jp/information/articlead_0335.html
こちらが元ネタなのでぜひご覧ください。
平成27年6月下旬に提供予定とのことで、まだ1か月半ほどあります。
今回は、あくまで提供予告であり、提供しました、ではありませんのでご注意下さい。
紹介動画
以下、私なりの補足説明&雑感を。
オートフォーカスに関する改善
目玉は、動体に関する改善内容みたいです(被写体を追従してフォーカスを合わせる機能です)。
「ゾーン」、「ワイド/トラッキング」の説明写真が、SONY社製デジカメCMを彷彿させるものですが、それに似た内容みたいですね。
現状でも、直線的に向かってくる被写体(電車など)はC-AFで毎秒8枚連写でついていける、とのことでしたが、これで鳥や動物など、動きの予測が難しいものにも、上の動画のように全シーン対応できればいいですね。
対象が静物(動きものでの一発撮りも対象かな?)となる「シングルポイント」では、精度の向上をアピールしている内容になりますね。
暗いところでもピントが合わせられるのと、フォーカスエリア内でも奥行きを考慮し(フォーカスエリア内で被写体までの距離を計測するらしい)、精度を上げる、という説明になっていますね。
暗いところは確かに迷いやすいので、これが改善されてフォーカスが一発で合うようになればうれしいです。
あとは、瞳を検知してそこにフォーカスしてくれる機能、マクロモードという意味不明な仕様を撤廃してくれた、動画撮影時のオートフォーカスを改善した、というものですね。
マクロモードといった謎仕様がなくなるのは、ほんと嬉しいです。
※そういえば、上の動画ではマクロ撮影にXF60をおすすめレンズとして載せていましたが、あれってオートフォーカスのレンズ移動が遅かった気が。。
瞳検知は、個人的には猫撮影で最重要視しているポイントなので、これがうまくいけばかなり嬉しい内容ですね。
※人がOKで動物はNG、なんてことはないですよね(笑
動画は・・正直使っていないのでどうでもよいかな(苦笑)。
オートフォーカス速度そのものに関する改善は記載がありませんでしたね。
まあ、これはレンズ性能に依存するから書けないのでしょうが。
迷うことがなくなれば速度が改善された、と体感的に思えるのでしょうね。
操作性に関する改善
タイム撮影(T)時の秒数を、シャッターダイヤルに無い2~30秒だけコマンドダイヤルで変更出来ていたのが、今回の改善で30~1/32000秒の全範囲、コマンドダイヤルで設定できるようになる、ということですね。
軍幹部のシャッター速度ダイヤルを触らなくても変更できる、ということで、特に縦グリップ時に便利です、というものです。
私はシャッターダイヤルがあるのでそこで全部済ませたい派ですが(コマンドダイヤルは使いたくない)、物理的に変えられないからこれは致し方なし。
ですが、これだとシャッターダイヤル要らなくなりますね(苦笑)。せっかくのクラシカルな操作系を捨てる方向になりそうで、個人的にはとても微妙。。
マニュアル露出かつISO感度オート時に、露出補正ダイヤルによる露出補正が可能になったのは面白いですね。
ISO感度限界値を超えた露出補正の場合は、やはり明るくなったり暗くなったりするのでしょうかね?
フレーミングガイドの線を細くできるのは素晴らしいと思います。
ついでに、画面にカブる他の情報も変更できるようにしてほしいと思いました。
ところで・・
X-E2 へのバージョンアップは行われないのですかね?
同じ画像処理エンジンを使っているはずなので、できてもおかしくはないと思うのですが。
こういった差別化は正直面白くないですが、もしかするとこれも X-E2ディスコン → X-T10への移行の伏線なのでしょうか。。